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14 研究・開発について
日本の住まいの、いまと明日を見据えて研究を行っています。
 日本列島は4つのプレートに囲まれ、僅か37万7,800平方キロメートルの国土に約2,000もの活断層を抱える地震国です。近年も1995年の兵庫県南部地震をはじめ、鳥取県西部地震(2000年)、宮城県沖の地震(2003年)などマグニチュード7以上の地震が起こっており、生命の安全・財産の保全という面から、建築物の耐震化・免震化は避けては通れないテーマです。
 また、強い風雨を伴う台風の通り道である日本にとって、建築物の耐風性と気密・水密性はもうひとつの重要なテーマです。私たちは、総合技術研究所を中心に、自然の力に正面から向き合える構造や性能の向上に取り組んでいます。さまざまな気象条件を再現できる実大の熱環境試験室や、地盤・材料・構造強度、光・熱・音環境の試験設備などで性能確認を行うと共に、実際に実験用住宅を建設し、商品・技術の検証と改善改良を行っています。
 室内空間についても、健康配慮や加齢・家族変化等によるプラン・設備のあり方について研究を行い、さらに環境共生や新エネルギー、IT技術を応用した次世代住宅まで、いまと明日の住まいについて総合的に研究を行っています。

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有感地震の発生回数台風の進路
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Daiwa House group
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