食をもっと楽しむ暮らし上手の季節ご飯

豚肉のアップルジンジャーソース

お盆も明け、わずかながら秋の気配を感じるようになりました。
日中の暑さは続きますが、朝夕の陽射しは和らぎ少しずつ過ごしやすくなってきたのではないでしょうか。忙しい日々の中でも、草木の色の変化など、季節の移ろいを感じて楽しみたいものですね。

かすかに漂う秋の風に乗せて、料理家の上田淳子さんのレシピをご紹介します。
ショウガや玉ねぎ、りんごをすりおろして作るソースは風味豊かで優しい口あたり。りんごの酵素により軟らかくジューシーに仕上がった肉ともよくなじむ、洋風のショウガ焼きです。付け合わせには粉ふきいもやフレッシュな野菜を。ソースと絡めて食べても美味しいです。

ソースとさっと煮るから肉が軟らかくジューシーに豚肉のアップルジンジャーソース

調理時間
25分

ショウガに玉ねぎとりんごを加えた風味豊かなソースが主役。
しっとりと軟らかい豚肉との相性も抜群。使う調味料はシンプルに、食材本来の味を生かします。

材料(2人分)

豚ロース肉…2枚(約250g)
玉ねぎ…1/2個
りんご…1/2個
ニンニク…1片
ショウガ…10g

塩、こしょう…各適量
サラダ油…小さじ2
水…1/3カップ
醤油…大さじ1 1/2
バター…5g
粉ふきいも…適宜
パセリ…適宜

作り方

  1. 下ごしらえをする

    豚肉は筋を切り、表面に塩、こしょうをふる。玉ねぎ、りんご、ニンニク、ショウガはすべてすりおろす。

  2. 肉を焼く

    フライパンにサラダ油小さじ1を強めの中火で熱し、豚肉を入れ表面のみこんがり焼いて一度取り出す。

  3. ソースを作る

    2のフライパンの余分な脂をふきとり、サラダ油小さじ1をひいて中火にかける。
    玉ねぎ、りんご、ニンニク、ショウガのすりおろしたものをすべて入れる。
    2分ほどへらで混ぜながら加熱し、その後、水、醤油を加え、さらに3分ほど煮る。

  4. 仕上げる

    3に2の豚肉とバターを加え、2〜3分加熱する。豚肉に火が通ったら器に肉を盛る。
    好みでパセリと散らした粉ふきいもを添え、フライパンに残ったソースを肉にかける。

POINT

ソースの材料をすりおろす

ソースに使う食材はすべてすりおろす。すべてすりおろしてから混ぜ合わせることで肉となじみやすくなるうえ、火が通りやすくなり優しい口あたりに。

豚肉のショウガ焼きに、りんごのすりおろしを添えて甘酸っぱくて優しい味に。フルーティな香りもプラス。りんごに含まれる酵素が、肉を軟らかくジューシーにしてくれる効果も。

副菜メモ

フレッシュな生野菜を添えて

ソースと一緒にさっと煮たしっとりと軟らかな主菜には、フレッシュな葉野菜のサラダを合わせる。子どもには、キャベツのコールスローを添えても。汁ものが欲しいときはきのこの味噌汁が◎。

監修

料理研究家:上田淳子

料理研究家。辻学園調理技術専門学校卒業後、渡欧。スイスやフランスで修行を積み、現在の道へ。書籍や雑誌、テレビなどで幅広く活躍中。子どもの食育についての活動も行う。著書多数。新刊は『冷たいフライパンに食材をいれてから火にかけるコールドスタート』(自由国民社)。

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