鶏肉に加えて、アサリの旨味も染み出たシチューはコクがあり、食べ応え十分。
アサリの代わりに旬の牡蠣を使っても美味しいのでいろいろ試してみて。
材料(3〜4人分)
鶏モモ肉 …300~400g
塩麹 …30~40g
アサリ …300~400g
白ワイン …100cc
玉ねぎ …1個(約200g)
キャベツ …1/3~1/2個(約400g)
ジャガイモ …1個(約200g)
ブナシメジ …1袋
えのき …1袋
牛乳 …200cc
バター …10g
塩 …小さじ1
作り方
下準備
食べやすい大きさに切った鶏もも肉と塩麹を保存袋に入れて、塩麹を全体にまぶす。ぴっちり空気を抜くようにして密封し、冷蔵庫で1晩以上置く。(3~7日程おくと、より美味しい。)アサリはひたひたの塩水(海水くらいの濃さ)に入れて蓋をし、30分以上(できれば1~2時間)置いて砂抜きし、よく洗ってざるに上げる。
野菜の下ごしらえ
玉ねぎは縦半分に切って、繊維に沿って薄切り、キャベツはざく切り、ジャガイモは皮をむいて4等分し、5mm幅くらいの薄切りにする。きのこは石突きを取ってバラバラにほぐす。(エノキは2等分にする)
アサリの下ごしらえ
アサリと白ワインを鍋に入れ、蓋をして強火にかける。アサリの口が完全に開いたら火を止めてざるに上げ、スープと身を分ける。身は殻から外しておく。
蒸し煮する
鍋に玉ねぎ→ジャガイモ→きのこ→キャベツ1/2量→鶏肉→キャベツ1/2量の順に入れて上から塩をふり、2のスープを加えて蓋をし、強めの中火にかける。沸騰したら少し火を弱め、水が上がってくるまで10分ほど蒸し煮にする。
仕上げる
一度全体を混ぜ合わせて弱火にし、蓋をしてさらに10分ほど煮る。時々様子をみて鍋底が焦げ付かないよう、かき混ぜる。全体がもったりとした感じになったら、バター、牛乳、2のアサリを加え、沸騰直前まで温める。
POINT
アサリの身とバターは最後に
アサリは白ワインで蒸して、身は最後に加えるとふっくら美味しくなる。その際バターを一緒に加えてコクを出す。
とろみはジャガイモでつける
シチューのとろみはジャガイモでつける。薄切りにしたジャガイモをたっぷり入れることで、食べあきないあっさりとしたとろみになる。手軽にできるのも◎
副菜メモ
パンやサラダを添えて
コクのあるシチューにはパンを添えるのがおすすめ。メインが肉・魚介・野菜と栄養満点なので、副菜はニンジンや葉もののサラダなど簡単なもので十分。
監修
暮らし家:塩山奈央
暮らし家。パタンナーを経て、料理や縫い物を通じて心地良い暮らしを提案する暮らし家に。現在、書籍や雑誌などを中心に活躍し、『チルチンびと』(風土社)では、エッセイ『日々、まめまめしく。』を連載中。著書に『発酵食をはじめよう』(文芸春秋)、『日々、まめまめしく。』(風土社)など。
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