
【高齢者と家族の部】(第1次審査のみ)の入賞者は第1次審査結果発表ページをご覧ください



受賞作品 街を見守るいえ
受賞者 渡邉 美樹
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生活道路に付属するモノの見直しを考えた提案です。裏通りを開放することは、そこに生活している人達が、立ち止まって話し合ったり、休んだり、遊んだりと、人と人とのつながりを生み出しています。路地と路地が交差する場に膨らみを持たせ、縁側と呼べる装置を設けることで、外部空間に人のたまり場を作り込んでいきます。このアイデアは街に老人・大人・子どもたちの声を響かせ、人に優しさを与え、共に生きる力を与えていきます。そのような場の作り方が高く評価されました。
(竹原 義二) |
「高齢者いきいき居住」というテーマに対して、単なる、高齢者向けの居住スペースではなく、高齢者が「いきいき」と生活する環境への提案が求められていること、高齢者と街=生活環境を結びつけるもの、そこに「いきいき」と「居住」いう意味が込められている、と解釈しました。そして、娘とご近所のお年寄りとの交流を、日々観察する中で、お年寄りが持つ時間と、子供が持つ時間、私たちが持つ時間、そして空間の境界壁を緩やかに外し、日常生活の部分に、自然な形で接触させることができたら、「お互いが気構えずに、好きな事をしている」場が生まれるのではないかと考えました。それが、「縁側が連続する裏道が通学路になる」というテーマに繋がりました。公開2次審査では、建築家の先生方をはじめ、多分野の先生方からの直接のコメントを伺うことができ、また適切なご指導を頂きましたこと、本当に感謝しております。ありがとうございました。
(渡邉 美樹)


受賞作品 心と心をつなぐ窓
受賞者 横山 茉紀
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飾り窓というエレメントに、住み手と地域との関わりを積極的に持たせる事を狙った作品です。住み手に対し肩肘はらずに自分にできる事で自分の存在感を表現できますよ。その事は地域の見守りに繋がりますよといった暖かいメッセージを感じる事のできる作品でした。だからこそ飾り窓というシンプルなアイデアではありますが、ひょっとすると徐々にこのような家が増え、やがて町の風景を変えていくそんなパワーをひょっとしたらもっているかもと期待も感じます。そんな風景是非見てみたいですよね。
(西村 達志) |
このたびは、優秀賞をいただき、ありがとうございました。高齢者の孤独死の問題で取り上げられた北九州市に住んでいるため、老人の孤独死を身近な問題として感じていました。現在、人間関係の希薄化やお年寄りが社会から孤立するという問題がある中で、一番大切なことは、お年寄りが社会参加し、“生きがい”を感じることだと考えました。そのためには、お年寄り自身も、自ら外に出て心を開く必要があります。私が今回提案した、『心と心をつなぐ窓』はお年寄りが外に出ることを促し、近隣とのコミュニケーションの場やきっかけとなります。私はこの窓が、お年寄りと近隣・社会を繋ぎ、社会から必要とされることでお年寄りが生きがいを感じるきっかけになったらと考えました。今回、公開審査だったため審査員の方から直接自分の作品に対してご指摘いただき、とても良い経験となりました。これからも、お年寄りがいきいき生活できるために、建築と都市はどうあるべきなのか、勉強を続けながら、考えていきたいと思います。最後に、私の作品を支持してくださった審査員の先生方に、御礼申し上げます。
(横山 茉紀)
受賞作品 家+(新興住宅地における高齢者生活支援システムの提案)
受賞者 白須 寛規
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20〜30年前に多く建てられ、高齢化の進む郊外の戸建て住宅地において、家と家の隙間に部屋を増築して両者の空間を連結させる提案です。郊外型の住宅では同じような平面が多いことに着目し、隣り合う居間と居間、水回りと水回りなど、場所ごとに意味の異なる連続空間を生み出して、家に深みと広がりをもたらす提案は秀逸でありました。さらにこの連結によってどんな生活がもたらされるかについて十分な説明がなされていれば、より訴求力のあるものになったでしょう。
(森 一彦) |
福祉や高齢者のことについて幅広く考えることができました。二次プレゼンテーションでは、建築側、福祉側、企業側という多彩な角度からのコメントをいただきました。思いもよらない視点からの指摘にハッとする場面もありました。ありがとうございました。
(白須 寛規)
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受賞作品 ○○人と暮らす家
受賞者 遠藤 貴昭/川田 真理絵
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生活の様々な行為や活動は、だいたい一つの家の中で完結するものと思われています。それ故ご老人の寂しい一人暮らしや孤独死に至る悲劇を作り出しています。その様な状況に対してこの案は、頭の切り替えを提案しています。日々の生活行為を分解し、一つ一つを地域社会の中に分散させて埋め込んでいくことによって、人と人とのつながりの再生と地域社会の充実を目指しています。それにしても何メートル歩けば寝室から食堂にたどり着けるのでしょうか。
(有村 桂子) |
受賞作品 3世代が共生する縁側エントランスの家
受賞者 野村 俊哉
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非常に手馴れた完成度の高い作品で実現可能性という尺度で見れば、今回の出展作品の中でトップクラスであったと思います。世帯間のインターフェイスを「縁側エントランス」という形でとる考え方は面白いと思いますし、ありうる形だと納得させられました。だからこそ逆に独創性やインパクト性不足を感じる事につながったのではと思います。また人と人をつなぐ縁をどのように考えるかが重要なポイントの一つであったと思いますが、本提案では住戸内で終わっている事にもの足りなさを感じました。
(西村 達志) |
受賞作品 いきいきインターフェイス
受賞者 桑田 人/中村 紹子
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高齢化が進む郊外の住宅地。その様な所の住民相互の交流を作り出す為の半屋外空間の提案は、昔から日本にあるバタリ床几や縁側、京都の宵山の行事である店飾りなどの風習の延長線上の現代的な継承と考えられます。しかし、成熟した住宅地の宝物は緑です。緑を残し、小家族となった家の内部にインターフェイス空間を出現させる工夫もあれば町並みももっと豊かになるでしょう。
(有村 桂子) |
受賞作品 幼老長屋
受賞者 大塚 謙太郎/岡本 典子
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高齢者が最後まで地域でいきいきと過ごすための共同住宅の提案です。詳細な平面計画には、高齢者と子供や近所の人との何気ない交流がうまれる仕掛けが仕組まれ、様々な生活場面のイメージが浮かび上がります。このような長屋がまちの中に増えて行くと地域のコミュニティのよりどころとなり得ましょう。公開審査では住まい手の自律性やプライバシーへの配慮、木造長屋改造での制約条件など、イメージと現実性との差異が課題として指摘されました。
(森 一彦) |
受賞作品 collective village 〜小さく住んで大きく暮らす〜
受賞者 高橋 恵多
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高齢者が老人ホームの様な地域と切り離された環境ではなく、最後まで地域と関わりを持てるように地域の中に小さな住戸とケアや医療の家を入れ込んでいく提案です。新しくも懐かしい生活イメージは好感が持てます。住戸は最小限の居住機能に絞り、家と家の間にはキッチンやテーブル、いすなどが配され生活があふれ出すように工夫されています。この構想では最後には今までのまちがなくなり、新しい共同村が出現することになっていますが、本当に高齢者が安心して生き生き生活できるのでしょうか?高齢者のいままでの生活やまちの風景に対して配慮のない点が惜しまれます。
(森 一彦) |
受賞作品 井戸端ハウスの人々〜みんなのリビング〜
受賞者 田中 紀之
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地域の中の空き家問題は、いろいろな意味で深刻です。その負の遺産を逆手にとった提案は納得させられます。大人のリビングでの活動では、ご老人の孤食を避けるための提案や、地域医療の場への 展開は人々の望んでいるところでしょう。 みんなのデッキや子供のリビングでは老人と子供の楽しい交流があります。もう一歩踏み込んで既存住宅の間取りの改修の提案も見てみたいと思いました。
(有村 桂子) |
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該当者無し
受賞作品 Community Mart 介護×コンビニ 〜コンビニがつなぐ地域生活〜
受賞者 有村 祐介
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コンビニの主人公を若者から高齢者に転換していく発想はユニークで、かつ現実性があります。小規模多機能居宅介護施設でのショートステイはコンビニの24時間体制が有効となり、既に一部コンビニで実施されている配食サービスの発展がヘルパー派遣に繋がり、高齢者が集うことでデイサービス機能を果たせます。こうした発想は、作者が若者であることと、同時に小規模多機能施設の設計に関与した経験がミックスして生まれたものと推測できます。
(白澤 政和) |
日頃の若者の生活において、高齢者と関わりを持つという体験は非常に希なことかもしれません。高齢社会の問題はとても重要なことなのに、とても遠い存在に感じられてしまいます。自分自身、高齢社会というテーマに向き合うようになったのはつい最近のことです。多くの人との出会いや体験を通し様々な知識を得て今回の作品はできました。全く無知の状態からのスタートで、初めて知ることばかりでした。今回の作品の一つのテーマは、高齢者がより身近な存在で、高齢社会の問題にバリアフリーで向き合える状況を作りたかったということです。ソフト的な提案にとどまって建築としての提案にまでは至らなかったところに悔しさはありますが、それでも優秀賞という評価をしていただいてとても感謝しています。
(有村 祐介)
受賞作品 高齢者がいきいき暮らせる「渡り鳥ハウス」構想
受賞者 石川 成道
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団塊世代が高齢者になると、今まで以上に多様な生き方が生まれてきます。退職後も住み慣れた地域でできる限り長い生活ができるよう支援するステレオタイプな考え方だけではなく、退職後故郷にUターンするといったことも含め、多様な老後生活の選択肢が提案される必要があります。アメリカアリゾナ州の有名なサンシテイ(退職者コミュニテイ)では、多くの住民はスノーバード(渡り鳥)と呼ばれ、カナダやアメリカ北部に住む高齢者が避寒にやってきます。定住型民族である日本人にも渡り鳥的な老後を選択肢として提案されたことを評価したい。
(白澤 政和) |
つたない発表を高く評価していただきありがとうございました。団塊の世代より少々手前の私にとって、このコンテストは非常に参考になりました。自分の住まいについて考えることは、老若男女関係なく楽しい物です。次年度もがんばりたいと思います。
(石川 成道)
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