
総応募作品は258点。第3回「高齢者いきいき居住アイデアコンテスト」は、これまでの過去2回を大幅に上回る作品が寄せられ、2009年12月13日(日)に、大阪市立大学・学術情報センターにおいて第1次審査会を行い、厳正な審査の上、「暮らしの工夫の部」では9作品が入賞・入選、および大和ハウス賞の4部門賞が決定しました。結果はすでにホームページ上にて公表の通りですが、「住まいの設計の部」の1次審査をパスした9作品が、2010年1月30日(土)、大和ハウス工業大阪ビル2階大ホールにて開催された公開第2次審査にのぞみました。
とくに、「住まいの設計の部」にはこれまで最多の182作品の応募がありました。この数字は、過去2回のぞれぞれの総応募数に匹敵します。一つは、募集要項を見直し、「住まいの設計の部」と「暮らしの工夫の部」の2部門に簡素化し、より応募しやすくした点が数字に好影響だったのかもしれません。しかしそれ以上に、コンテストの趣旨が着実に皆さんに浸透し、回を重ねるごとに「共感の輪」を広め、多くの方々から支持されている「証」である、と考えてもいいのではないでしょうか。
コンテストのコンセプトと目的は、日本社会の深刻な課題である超高齢社会と向き合う上で「一人一人のアイデアが高齢者のいきいきを支える力になる」を実践すること。そのために企業と大学が手を結び、より多くの皆さんと一緒に知恵を出し合い、考え、そして「高齢者のいきいき」を実現しようという取り組みです。ちなみに、過去のコンテストを通算すると、すでに600を越えす方々の知恵とアイデアが蓄積されています。
なかでも、今回の「住まいの設計の部」の9作品は、応募182作品中の9です。この難関を経て第2次公開審査に進んだだけに、どれもが高水準の作品です。審査員の先生方の作品全体の印象を要約すると、「高齢者の安心、快適、いきいきのサポートが形によく現れている」、そして実現性が高いという点です。裏を返せば、そのことは応募者にも高齢社会の問題点がしだいに明らかになり、高齢者の暮らしの現実がより見えて来たということではないでしょうか。決して、理想でも、曖昧でもなく…。
「入選した今回の作品を見て、年々、質が上がっていることを実感します。アイデアやプランに手応えを感じています」とは、審査委員長の竹原先生のコメントです。