歴史ある旧街道に残る石碑を生かして、趣豊かな和風の事務所併用住宅を建てられたKさま。ダイナミックな吹き抜けの玄関ホールは、坪庭もしつらえてゲストに驚きを与える空間に。この玄関ホールでオフィスと大空間のLDKが分かれ、オンとオフの切り替えが上手にできるお住まいになっています。
大谷石の壁が気品とグレード感を生む玄関ホール
両開きの玄関ドアを開けると、スケルトン階段が映える吹き抜けの玄関ホール。切り出しの大谷石を張った壁が、無垢ウォールナットのフローリングや玄関収納と調和してグレード感を醸し出しています。構造柱は白いストーン調タイルで装飾。正面のサッシから坪庭の緑が広がり、ゲストの目を楽しませます
天井高5メートルの吹き抜けでひときわの開放感を
2階から見下ろした玄関ホール。天井高5メートルの吹き抜けが開放感を生むと同時に三連窓からも陽光がふんだんに差し込み、スケルトン階段や半透明の手すり壁を透過してホール全体を明るく包みます。正面の坪庭はL字につながっていて、浴室からも眺められる仕掛けです
ラウンドキッチンや天然石の壁が印象的な大空間のLDK
曲線を描く深紅のキッチンが存在感を放つLDKは、40帖弱の大空間。構造上必要な2本の柱は白いストーン調タイルを貼り、ガラス板を渡して飾り棚に活用しました。テレビボードは浮遊感のあるデザインで造作して無垢材のフローリングと調和させ、天然石タイル壁と間接照明で気品高く演出しています
坪庭のモミジを眺めながらくつろげる浴室
「仕事が終わったら、庭の緑を眺めながら入浴して気分をリフレッシュしたい」というKさまの希望で、浴室の窓の外に坪庭をしつらえました。モミジや南天が植えられ、秋には紅葉が楽しめます。この坪庭は、向こう側の玄関ホールの地窓からも眺められる設計になっています
ダイニングとウッドデッキが全開口サッシでひと続きに
和風の外観を引き立てる墨色のボーダータイル外壁。ダイニング空間はせり出し設計にして、表情豊かな外観に仕上げています。右手の全開口サッシを開けると、ダイニングとウッドデッキがひと続きにつながります。「ここは子どもたちのお気に入りの遊び場。キッチンから見守れるので安心です」
通路を兼ねたウォークスルークローゼット
キッチン前の扉からウォークスルークローゼットを通って玄関ホールにつながる生活動線。リビングに来客があるときなど、顔を合わせずに玄関からここを通って洗面・浴室に向かうことができます。オープン棚には掃除道具やストック類、生活用品などがたっぷりとしまえ、出し入れもしやすくて便利
仕事柄、帰宅が夜遅くなりがちなので、事務所併用住宅を建てて家族団らんの時間を増やそうと思ったのが家づくりのきっかけです。2年近くかけて土地探しをし、やっと出会った理想の土地がダイワハウスの分譲地でした。三区画の購入を快諾してもらえたこと、旧街道に似合う和風の外観づくりを叶えてもらえることが決め手になりました。優れた耐震性能にも安心しました。
ずっとあたためていた理想の外観デザインや間取りを、自分なりに描いて渡しました。プロから見れば不可能な要望も多々あったと思いますが、決して「無理」とは言わず、スタッフのみなさんが知恵を出し合い、親身に対応してもらえました。ここまでやってもらえるのかと感心するほど熱心に考えてくださったおかげで、思い描いていた住まいのイメージをうまく形にすることができました。
ご希望のイメージをしっかり把握するため、週に何度もお仕事場に通って打ち合わせを重ねました。Kさまが特にこだわられたのは、旧街道の本陣跡の石碑を取り入れた和風の佇まいでしたので、3D画像で外構を作成して立体的にお見せし、ご意見を伺いながら進めました。展示場さながらの理想の家づくりをお手伝いしたいという私の夢が、Kさま邸で実現できてうれしく思います。
「ゆとり」をキーワードに、ひとつひとつの空間を広く取りました。玄関ホールは奥に吹き抜けと坪庭を設け、浴室からも坪庭が眺められるよう、窓の高さを変えて視線をずらしています。夜はライトアップもお楽しみいただけます。リビングの構造柱を飾り棚として生かし、大空間のLDKを実現したのもポイントです。お客様のこだわりやご要望が、設計の可能性を広げてくれました。
意識したのは「大人の高級感」。無垢ウォールナット材のフローリングや石タイルの装飾壁など、グレード感のある素材をご提案し、Kさまのイメージに合う甘くなりすぎない落ち着いた雰囲気のインテリアに仕上げました。切り出しの大谷石など天然の風合いのあるものは、お住まいの成長とともに経年による色の変化もお楽しみいただけます。
News & Topics
最新のイベント情報やキャンペーンなどをご案内します。