ユニバーサルデザインの7つの原則
みんなにとって快適な暮らしを。もともとアメリカで生まれたそんなユニバーサルデザインの考え方は、日本でも住宅をはじめとして暮らしの中の様々な場所で活用されています。
ノースカロライナ州立大学ユニバーサルデザイン所長のロナルド・メイス氏によって提唱されたユニバーサルデザインの定義と7つの原則を見てみましょう。
特殊な設計や改造をしなくても、できる限り全ての人にとって使いやすい製品や環境のデザイン。
公平に使用できるもの
融通性のあるもの
簡単で直感的に使えるもの
わかりやすい情報が提供されているもの
失敗しても問題のないもの
身体的負担の少ないもの
大きさや寸法が使い勝手の良いもの
最近では、自動車メーカーや電機メーカー、文具メーカーなどで幅広くユニバーサルデザインが取り上げられ、様々な商品開発がなされています。特定の高齢者や障害者の方だけではなく、こどもや妊婦さん、一時的に怪我をされた方など、より多くの使用者にとって使いやすいものづくりの姿勢が特徴のひとつです。
ユニバーサルデザインよりも前に、アメリカには「バリアフリー」という考え方がありました。バリアフリーは「すでに存在する障害への対処策」だったのに対して、ユニバーサルデザインはものづくりにおいて初めから障害そのものを取り除こうとする考え方なのです。
90年代に入って、アメリカで障害を持った人をサポートするための「ADA法」が制定されました。そこで、ロナルド・メイス氏の提唱したユニバーサルデザインの考え方はあらゆる分野で重要視されるようになりました。
21世紀になり、少子高齢化の時代に入った日本でもユニバーサルデザインの必要性が浸透しました。特にこどもからお年寄りまでみんなが集う住宅では、誰もが快適に暮らせるための工夫が求められています。