大和ハウス工業 総合技術研究所 Daiwa House Industry Central Laboratory

D-TEC BRACE

『D-TEC BRACE』は大きな圧縮力を受けても座屈しないブレースで、一般的に座屈拘束ブレースと呼ばれる技術です。鋼材のブレースを拘束材でサンドイッチ状に挟み込む構成で、ブレースの断面形状(高さと幅)は任意に設定できます。耐震性能に優れたブレースで、大地震時の揺れと変形を小さくする制振ブレースとして使用することもできます。物流倉庫やショッピングセンター、ホテルなどに多数採用されています。

研究所員の声

大和ハウス工業は住宅ばかりでなく、比較的大型の建築も請け負っています。このような建築の性能を向上させるため、当社独自の構造技術が切望され、神奈川大学の岩田衛研究室と共同で『D-TEC BRACE』を開発しました。現在、主に物流倉庫やショッピングセンター、ホテルなどに多数採用されています。

大きな地震によって建物が被害を受けた場合、その改修に要する費用は膨大になります。『D-TEC BRACE』は繰り返し地震を受けても耐力が低下せず、高い耐震性能を発揮します。また、制振ブレースとして使用する場合は、『D-TEC BRACE』が地震エネルギーを吸収することにより、大地震時の揺れと変形が小さくなるとともに、柱や梁などの主要な構造部分の損傷が少なくなるため、長期にわたって建物を使用することができます。建物を長期にわたって使用することは、鋼材生産の過程で発生する二酸化炭素の排出量を抑えることになり、地球環境負荷の低減につながります。

また『D-TEC BRACE』のもう一つの特長として、ブレースの断面形状(高さと幅)を任意に設定できる点が挙げられます。ブレースの断面形状を扁平(長方形)にすることでブレースを壁や梁からはみ出さずに設置することができるので、プラン上の制約が少なく自由度が高いと好評を頂いています。

『D-TEC BRACE』が実際に施工されている現場に立ち会ったときには、巨大な建築物にスレンダーな『D-TEC BRACE』が設置されている光景を見て、我ながらその迫力に感動しました。現業(特に設計部門)からも好評を頂いており、手応えと更なる期待を感じています。

これから更なる改良を図り、実用性と性能の両方を向上させていきたいと思います。

方杖ダンパー接合システム

DSQフレームシステム

DANBEL(ダンベル)構法

グラミュールパネル

研究所を見学すると、この技術についてもっと詳しい情報を覧いただけます。

見学のお申し込みはこちら

岡本勇紀

新構法研究グループ

2005年入社。大学ではCFT構造に関する研究に従事。総合技術研究所配属後はRCS構造、RC造耐震改修、D-TEC BRACEなど、構造種別や部位を問わず幅広い研究開発を行う。趣味はフットサル、サッカー、車。

ページのトップに戻る