大和式異径柱接合工法
大和式異径柱接合工法は、 上下階の柱サイズが異なる柱梁接合部パネルにおいて、絞り加工が不要な工法です。財団法人日本建築センターの評定を取得しており、鉄骨造における柱梁接合部の容易かつ安価な製作を実現します。
研究所員の声
鉄骨造建築をメインに扱っている当社では、構造安全性に係わる鉄骨造の品質の向上と付加価値の向上を目指して、常に新しい技術の開発に挑戦しています。当社が供給する建築の鉄骨部材は、自社工場で製作されていますが、この大和式異径柱接合工法は工場における鉄骨製作の合理化を目的として開発したものです。
一般に鉄骨造の柱は、上の階に行く従って細くなっています。上の階の柱と下の階の柱サイズが異なる場合、一般にその接合部分は台形の板を組立てて作られた複雑な形状となっています。このような接合部の製作には高い溶接技術と品質管理が必要になります。そこで、この接合部をもっとシンプルにできないかと考え、この工法を発案しました。
しかし、このアイデアは従来からの鉄骨造建築の常識を覆すものであり、特別な調査研究を行って、構造安全性を証明する必要がありました。実物大の構造実験を行なって壊したり、解析シミュレーションを行なったりして、構造安全性の検証を積み重ねました。
これらの試行錯誤を経て、財団法人日本建築センターの審査を受け、構造安全性に関する認定を取得することができました。本工法を用いた建物の建設現場に行って、自らが開発した技術が実際の建物に応用されている姿を見たときは、やりがいと達成感を実感しました。
今後も本工法の適用範囲の拡大を行い、更なる鉄骨造の品質と付加価値の向上を目指したいと考えています。
その他の「独自の建築技術」

2008年入社。大学では建築構造の木・RC構造を専攻。現在は鋼構造による新しい要素技術を検討している。

