

狭い部屋では大きな家具は使えないと思いがちですが、大きな家具でも、どれだけ兼用できるかという二次利用法を考えれば使えると思うんですね。例えば、grafの商品である「ワークテーブル」(写真1)は、側面の板がぽこんと上に上がって広くなるんですけど、こういうのもひとつのアイデアだと思うし、大きなテーブルを置いて、片方はダイニングテーブルに、もう片方はワークデスクにしてみてもいいと思う(写真2)。そんな風に二次利用できるものであれば、将来的に今より広い部屋に引っ越したときにも活かせると思うんです。
狭くても、インテリア用品は、長い目で見て選んだ方が絶対におすすめですね。器ひとつにしても、明日捨ててもいいっていうお皿と暮らすのってどうかと思うし、それって自ら未来を作れていないと思うんです。こんな木製の器(写真3)を使えば一生使えるでしょ。10年使えるものを選ぶ人は、自分の生活が10年後どうなっているのか、なんとなく想像できている人だという気がします。
自分が一番長く過ごす時間帯を考えることも大切ですね。例えば仕事が忙しくて寝るためだけに家に帰るという人であれば、マットにこだわったり、キングサイズのベッドを置いたりしてもいいと思うし、食事の時間を大切にしたいなら、ダイニングテーブルは置いた方がいいですね。ソファで食べるのってお腹がつかえておいしくないと思うし、だったらダイニングテーブルを置いて、ソファの代わりに最高に気持ちのいいいクッションを買って、思い切って地べたで暮らしてもいいと思う。家に長くいる人の場合だと、部屋の窓から、森とか公園など動いてるシーンが見えるかどうかも重要ですね。そういう風景がないとたぶん退屈になっちゃうと思います。家を取り囲む環境までをインテリアだと考えれば、可能性は広がるんじゃないでしょうか。
快適なインテリアを作るには、まず自分のことを知ること。そして、自分がどんな時間を過ごしたいのか、自分の時間に合わせてレイアウトしていくと、自分が一番気持ちいいバランスの家ができると思います。狭いからといろいろあきらめずに、じっくり物件やインテリアを選んだ方が、その後自分が過ごす時間は変わってくると思いますね。
















