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としらぼな都会暮らし講座 第1回

日々の大半を仕事場である「graf.bld」で過ごし、自宅も大阪市西区に構える、公私ともに都会で暮らす「graf」の代表、服部滋樹さんにお話を伺いします。1回目は、「graf」の始まりとこれからの展望、都会暮らしの魅力について伺います。

「graf」について

都会に身を置く事で体験する機会を増やし、生活するための知恵を育む。

「graf」代表 服部滋樹

grafの始まり

集団でものを作れば社会にもっと働きかけられる

grafの始まり grafは、1993年頃、デザイナ—である僕と、家具職人、大工、シェフ、アーティスト、プロダクトデザイナ—の6人のプロが集まり活動を開始しました。当時は、バブルが崩壊して、新しいもの作りってなんだろうって、いろんなことがリセットされた時代でした。みんな若かったし、お金もなかった。そんな中で、自分たちは社会に対してどういうポジションで活かされていくのかを考えたとき、やっぱりひとりでは限界がある。でも、集団でものを作れば、ひとりでできないこともできるようになるんじゃないかなと。少年探偵団みたいに、毎日事件が起こるんやけど、それをひとりで解決するのではなく、いろんな人たちとコミュニケーションをとって解決していくと、自分も成長していけるし、社会に対しても働きかけることができると思ったんです。

今後の展望

僕らのコミュニティにいる人たちが暮らしの力をもらえる場所を作りたい

今後の展望 活動を続けているうちに、徐々に関わる人が増えてきて、できることも広がってくると、最初は自分たちのものづくりのことしか考えていなかったのが、コミュニティとしてどうあるべきかということを考えるようになりました。自分たちのコミュニティで暮らしている好きな人たちと一生うまく生きていくためには、自分たちでリアリティのある生活をする方法を提案していくのが大事だと思うようになったんです。今は、中之島のビル「graf.bld」を拠点にしていますが、いつかは、ビルのような縦構造ではなく、僕らはビレッジ構想と呼んでいるのですが、横にフラットに並べたような、畑もあるし、レストランもあるし、図書館もあるし、デザイナ—室もあるし、工房もあるし…という、まるまる暮らしのアイデアの力をもらえるような場所を作りたいなと思っているんです。もしかしたら、それが実現できる場所は、都会にはないかもしれません。それでも、週末だけでも都会で暮らせたらいいなと思います。僕にとって、やっぱり都会の生活は切り離せないですからね。

都会暮らしの魅力

体験することで知性は育まれる都会は体験する機会が多い

都会暮らしの魅力今はものが溢れ過ぎている時代で、生活の知恵やアイデアっていうのは薄くなっていると思うんです。生活が便利になっている世の中だからこそ体験することって重要で、体験していくことでどんどん知性が育まれていく。都会は、その体験する機会が多いと思うんです。ただ、知性が育まれたり、積み上げられたりする環境を自分で築こうとする意思は必要ですね。日常って勝手に過ぎていくでしょ。その時間をいかにコントロールできるかで日常が変わっていくと思うんです。都会にたくさん転がっている機会の中から、どれを選択して、誰とどんな風に関わって時間を過ごすのか。日々考えて過ごし行動に移すことで、僕は、無駄に過ぎて行く時間を食い止めたいと思っていますね。

「graf」について

暮らしをキーワードに、建築、空間、家具、照明、グラフィック、プロダクトのデザインから、アート、食に至るまで、あらゆる物作りに取り組むクリエイティブユニット。1998年に大阪南堀江にショールームをオープン、2000年に、現在の活動拠点である大阪中之島にある「graf.bld」に移転。5フロアからなるビルの中には、サロン、ショップ、レストラン、ショールーム、ギャラリーが集結していて、様々な人が関わりあい、数多くのプロジェクトを展開しています。

graf

graf

大阪市北区中之島 4-1-18 graf bld.

graf salon(1F)
12:00~20:00
月曜休(祝日は翌日休)
tel: 06-6459-2121
fax: 06-6459-2083
graf dining:fudo(2F)
11:30~20:00 (L.O.19:30)
月曜休(祝日は翌日休)
tel/fax: 06-6444-4009
grafliving:shop/
showroom(3F)
12:00~20:00 (日12:00~19:00)
月曜休(祝日は翌日休)
tel: 06-6459-2100 
fax: 06-6459-2083

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