ダイワハウスの【Natural eye】開発ストーリー1:“あと一歩“、使いやすいキッチンとは?
  • 【Natural eye】とは
  • 住まいの心地よさを考える、ダイワハウスの女性社員による商品開発プロジェクト。お客様の想いに寄り添いながら、ハウスメーカーのノウハウを活かし、住まう人が心から快適と感じるマンションを提案しています。

みなさまからのお声を受けとめ、住まいに関するご要望をカタチにするダイワハウスのプロジェクト【Natural eye(ナチュラルアイ)】をご紹介します。第一回目は、お客様の声から生まれたキッチン空間【楽COOK】。マンション友の会のみなさまに「キッチン使い勝手アンケート」を実施したところ、たくさんのご意見やご期待の声をいただき、お客様のお悩みとしっかり向き合いました。「あと一歩、使いやすいキッチン空間にするためにどんな工夫ができるのか?」女性メンバーによって、日々検討が重ねられました。

毎日「作業」をするからこそ、使い勝手が問われる「キッチン」空間。
「ハウスメーカー」として解決できることは?

現在のキッチンスペースに関して困っていること、改善したいことは?

※2013年 プレミストクラブ会員を対象としたキッチン空間に関するアンケート調査より(回答1079名)

いただいたお悩みを明確にするため、さらにヒアリングを重ねました。お客様一人ひとりのニーズにお応えしてきたハウスメーカーのノウハウを活かし、お客様が本当に望んでいるものを見つけたい。また、単純に便利な「モノ」を導入するのではなく、心地よく使える「空間」を創り上げたい。こうして、解決すべき本質的な課題が徐々に明らかになっていきました。

  • キッチンのお悩み1
  • 作業スペースが狭い
    「いちいち片づけないと、次の作業ができない」「いつも散らかっている」
  • Natural eyeの視点
  • 広さには限界があるし、ただ広くするだけでは、使いにくさは解消しないのでは…?

広さを確保するとモノを置いてしまい結局散らかる原因に。モノの置き場所が自然に決められるような仕組みがあるといいのかも!


  • キッチンのお悩み2
  • 収納が少ない
    「使う収納場所がいつも決まっている」「欲しい時に必要なものが出てこなくてイライラ」
  • Natural eyeの視点
  • 収納がほしいところにない…。「使えない収納」は無くすことも大切なのでは…?

収納を増やしても、出し入れが不便だと結局使わなくなる。作業と収納の場所が近ければ作業のたびにストレスにならないかも!


  • キッチンのお悩み3
  • ゴミ置場スペースが狭い
    「分別が細かいので、場所を取る」「いつもゴミが出しっぱなしになってしまう」
  • Natural eyeの視点
  • 地域によって違うゴミの分別。置きたい量も場所も人それぞれなのでは…?

分別ルールによって確保したいスペースも変わるし、 ふだんは外に出しておきたいけれど、完全に隠したい時もある。
人によっても、考えが異なるポイントかも!


お客様の声を丁寧に分析し、ハウスメーカーの知恵と工夫を加えた結果、使いやすいキッチン空間には、「3つの機能」が必要であることがわかりました!

1)「動線」…食事の支度で必要な動きをストレスなく行えるか

2)「片づけ」…収納が片づけやすい場所にあるか

3)「調理」…調理器具や調味料などを効率よく使えるか

「動線」「片づけ」「調理」が「楽」。この3つを満たし、毎日の動作が心地よく行える空間づくりをコンセプトに誕生したのが、心地よいキッチン空間【楽COOK(ラクック)】です。

楽COOKの特色① :「W作業スペース」で、自然な家事の動線ができる。

楽COOKの大きな特徴の1つ「W作業スペース」。シンクの両側にスペースを設けることで作業の仕分けがしやすくなり、食材を取り出す→洗う→切る→調理する という一連の動作が、スムーズに行える動線を創りました。「2人で同時にキッチンに立つ」場合にも、使いやすい設計です。また、冷蔵庫や食器棚を合わせて配置することで、動きに無駄がなくなり、さらに使いやすさがアップ。家事の負担を減らすことができます。

楽COOKの特色② :「アイレベル収納」で出し入れしやすく、欲しいものにすぐ手が届く収納に。

調理スペースの半径60cm以内(手を伸ばして届く範囲)に、「アイレベル収納」をはじめとした、よく使う調理道具や調味料などの収納場所を設置。
今まで使えていなかった、タテの空間を利用し、キッチン作業に必要なものをすぐに出し入れできるので、調理や片づけがグンとスムーズになりました。
作業スペースにモノを置かずスッキリ片づくため、拭き掃除などが楽になるメリットもあります。

  • アイレベル収納

    下ごしらえに使う小麦粉や砂糖などの粉モノ調味料、ペーパータオルなど、すぐ取り出せる目の前に。コンロ横のスパイスラックには、味つけ用の調味料を収納。使う場所で取り出しやすく調味料も分けて収納。

  • 仮置きトレイ

    食材を下ごしらえしたボウル、パットなどをちょい置きできます。使わない時は閉じられるので見た目もスッキリ。取っ手にはふきんやレードルなどをかけることができます。

  • シンク前包丁差し

    シンク前のわずかなスペースを有効活用し、取り出しやすい位置にスッキリ収納。

  • スライド収納

    下の棚はスライド式で、奥まで見やすく出し入れもスムーズ。付属のガイドレールでまな板、調理瓶など倒れやすいものも安全に収納できます。

また、従来の食器棚のスケールを見直し、小柄な方でも使いやすい下の棚の高さを85㎝→100㎝に変更、使いやすい位置の収納力をアップしました。電子レンジなどを置いても操作がしやすい高さになり、より便利に使っていただけるようになっています。また、手が届きにくく死角になりがちな上の棚は、手で引いて降ろせる収納棚などのオプション商品や収納グッズを活用した収納手法のご提案により、デッドスペースをなくしています。

※物件の商品・仕様および天井高、利用される方の身長等により、多少異なる場合があります。

楽COOKの特色③ :ゴミ置き場にも使える、マルチスペースを設置。

ゴミ置場スペースが狭いというお声から、キッチンの下部、もしくは食器棚ユニットにフリーで使える、通気性のある「マルチスペース」を設けました。ゴミ置きスペースとしてはもちろん、根菜ストッカーや一升瓶の保管、米びつ置き場、掃除道具入れなど、さまざまな用途に使うことができます。

●マルチスペース(キッチン下部/食器戸棚下部)

スライド収納タイプとフリースペースタイプの2種類があります。
ゴミ箱が邪魔にならず、見た目も動線もスッキリ。

お客様の声を聴いて改良を重ね、これからも成長を続けていく【楽COOK】。
より心地よいキッチンをご提案できるよう、【Natural eye】プロジェクトの挑戦は続きます。