2020年11月、神奈川県厚木市に完成した19階建・全144邸の「プレミスト本厚木」。全邸南東向きの開放感の中に、先進的な機能美と緑の潤いが共存する住まいです。このレジデンスが生まれた背景には、快適な住まいを求める「新たな人々」に応えたいという強い想いがありました。
―「未来」を思い描く方に
喜ばれるマンションを
神奈川県のほぼ中央部にあり、大山(丹波大山国定公園)※1の大自然を西に抱く厚木市。日産先進技術開発センター(約5.4km)やNTT厚木開発研究センタ(約5.7km)、ソニー厚木テクノロジーセンター(約990m)など、先端技術の開発施設が集う地として発展を続けてきました※2。中でも本厚木エリアは、行政機関や商業施設が集まる市の中心地※3。2018年3月には小田急小田原線の複々線化に伴って「本厚木」駅始発の列車増便や東京メトロ千代田線への直通が増発※4し、交通アクセスの利便性がさらに高まりました。2021年 LIFULL HOME‘S 住みたい街ランキング首都圏版では「居住環境と都心方面へのアクセスの良さ」「準近郊・郊外に位置する街の代表格として注目」を選考理由に、「借りて住みたい街ランキング1位」「買って住みたい街ランキング3位」を獲得※5。コロナ禍で住まいに対する価値観が変化する中、新たな注目を集めています。

  • 「本厚木に住まう方々に呼応する新鮮な空間を、いかにマンションに溶け込ませるか…。それが大きなテーマとなりました」と語るのは「プレミスト本厚木」の企画を担当した谷口。計画が始動した2017年はちょうど「本厚木」駅前の再開発※6と重なり、周囲でも商業施設やマンションの建設が続々と進んでいたといいます。
    谷口:「プレミスト本厚木の敷地は「本厚木」駅から徒歩4分※7、駅前から続く大きな「かえで通り」に面しています。かつては人でにぎわう大型商業施設があり、三方が道路の開放的な環境。また、この地を境に街並みが戸建中心の住宅地へ変わっていく象徴的な場所でもありました。ここにどのような物件を建てれば、魅力を感じてもらえるか。私たちが目を向けたのは「未来」というワードでした。厚木市はもともと大手企業の城下町として未来への技術を担ってきた街。さらに当時、IT企業が都心から郊外へ本社を移す動きが活発化していたことから、本厚木に近未来的な住居を求める方が増えていくのではないだろうか?と考えたのです。そういった方々が選ぶ空間として思い描いたのは、欧米IT企業の美しいオフィスデザインをイメージした、先進的・利便的でありながら心を癒す緑が広がる住まいでした」
  • 企画担当者 谷口 裕寿

こうして生まれたのが「HEART OF OASIS 都市の真ん中で※8、やすらぎの真ん中に。」というコンセプト。プレミスト本厚木は、都市の利便に囲まれながら深いやすらぎを宿す「緑のオアシス」を体現する住まいとして誕生したのです。
―先進的な空間を緑でつなぐ
「3つの庭」
  • プレミスト本厚木 外観

  • 大空と大地をイメージしたプレミスト本厚木の外観。上空へ伸びる縦ラインのマリオンに、空や陽光を映すツートーンのガラス面が対を成す建物のような表情を描きます。
    谷口:「地上19階にふさわしい、気品あるファサードに。アースカラーの乳白色とブラウンで変化のあるデザインを作りながら、基壇部には風合いのあるさまざまな表情のタイルを貼り、落ち着いた風格のある足元に仕上げています」
  • このマンションの足元から「緑のオアシス」が始まります。
    谷口:「かえで通りには植栽が少なく、緑が少ない印象があったんですね。そこでプレミスト本厚木のフロント部分には、緑豊かな歩道の中にカフェや店舗があるような風景を作ろうと思いました。まずは植栽をできるだけ多く入れた広さのある庭を作り、その外構の緑をエントランスの中へ引き込み、さらに館内へ。「フロントガーデン」「ガーデンラウンジ」「インナーガーデン」の3つの庭で、緑の潤いを感じていただけるような仕掛けを施しています」
マンションの足元に広がる「フロントガーデン」は、エントランスまで緑の奥行を設け、歩道の緑地とが呼応して、一帯がオアシス空間となりました。木々や枝葉が重なりあって生まれる厚みのある緑量は、目に見て心地よいだけではなく、敷地の内外を優しく隔てて視線を遮るヴェールの役目も果たしてくれます。歩道からガーデンの間を通り、エントランスへと緩やかなステップを登っていくプロセスは、仕事や外出のONから休息のOFFへと気持ちをシフトできる時間にもなります。
  • シンボルツリーのクスノキをはじめとした常緑の樫類に、春のアセビ、
    初夏のヤマボウシ、秋のモミジなど季節の表情も楽しめる

  • 石風タイルの奥に錆風の仕上げクロスを貼り込み、
    正面には光壁を設置。近未来的なオブジェクトを配置した

  • モダンなくずれ格子の意匠をあしらったエントランスの扉が開くと、目の前に広がるのは「ウェルカムラウンジ」。白い光の中に、自然と調和した未来的なフォルムが浮かびます。
  • ラウンジから住居へと歩を進める途中で出会うのが「ガーデンラウンジ」。床下まで掘り込んで植えられた沖縄産のベンジャミン、ぬくもりと潤いのある古木のプランターで壁や天井に配されたセルペンテス、そして窓の外に広がる「フロントガーデン」の深みのある植栽がとけ合い、ボタニカルガーデンの中にいるような空間をつくりだします。昼は大きな窓で「フロントガーデン」からこぼれる木漏れ日を取り入れ、夜はペンダントのダウンライトが枝葉を通してランダムな光を落とし、木漏れ日を再現。常に柔らかな光の中で息づく緑を感じることができるようになっています。
    谷口:「この「ガーデンラウンジ」は、青山フラワーマーケットの空間デザインを担う「parkERs」にプロデュースを依頼しました。室内の樹木は外と同じように成長を続け、日々違う趣を見せてくれます」
  • 人の視界が美しく豊かな緑を感じる「緑視率」を大切にし、
    植栽の配置や量を細やかにデザイン

  • 2つの緑の庭をつなぐ「ガーデンコリドー」。
    壁内の小窓からもれる灯りが室内を優しく照らす

  • 「ガーデンラウンジ」からさらに奥、エレベーターへと続くガーデンコリドーの奥にあるのが「インナーガーデン」。敷地のほぼ中心に佇む中庭です。「フロントガーデン」を踏襲した植栽に室内のような壁を設えることで、空に抜ける開放的なリビングのような空間が生まれました。エレベーターの待ち時間や、ちょっとした休憩に。緑の中で心地よいひとときをすごせる場所です。
  • 憩いの場「インナーガーデン」。
    ガラスを通して「ガーデンラウンジ」の景観が広がる

  • 「3つの庭」に盛り込まれた常緑・四季折々の植栽

―先進性と利便性で、
安息と快適を守る
プレミスト本厚木には、安全性や快適性を求めたさまざまな設備が導入されています。
谷口:「都市部に住まう安全を考慮し、トリプルロックセキュリティを採用しました。エントランスと住居に向かうエレベーター前、そして住戸前と3回の確認機能で、来訪者を安心してお迎えすることができます」

谷口:「住居はIoT化に対応し、高速大容量のインターネット回線やAmazon Alexa、スマートフォン等により、モバイルIT機器を利用した住宅設備の操作も可能です。居室部分は最大天井高が2530mm以上。リビング・ダイニングにはウォールドアを導入し、ライフスタイルに合わせてフレキシブルな間仕切りができます。収納も広く、機能的なストレージパターンをご用意しています」

―利便性の中で、
緑に包まれた豊かな暮らしを
プレミスト本厚木の完成からもうすぐ11か月。本厚木に改めて注目が集まる中、この場所でより多くの方に豊かな暮らしを享受していただきたい、と谷口は語ります。
谷口:「この物件の象徴でもある「ガーデンラウンジ」をはじめとする緑の空間を、住まう方に楽しみくつろいでいただく。それが一番の願いですね。そして屋上テラス。居住者様に厚木の花火大会をご覧いただこうという趣旨で作ったのですが、コロナ禍で花火大会が中止になり、まだ一度も使用されていません。来年こそは、ここでたくさんの方に大輪の花火を楽しんでいただければと思います」

「あつぎ鮎まつり」の花火大会時に開放される屋上テラス。
地上57m超の高さから、本厚木を一望できる

※1 大山:国道246号・県道611号線を利用。大山ケーブルカー口まで約5分約13km(徒歩分数は1分を80mとして算出、端数は切り上げております)
※2 第4次首都圏基本計画(1986年)での業務核都市の位置づけ、人口の増加、昼間人口が夜間人口を上回る産業の充実、市の財政力指数1.47(神奈川県平均1.05)などを指したものです。
※3 厚木市役所(約620m)、小田急百貨店あつぎ(約290m)
※4 2021年3月13日のダイヤ改正
※5 「LIFULL HOME‘S」調べ(2021年)◆対象期間:2020年1月1日 ~ 2020年12月31日
◆対象者:LIFULL HOME’S ユーザー(首都圏は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象)◆集計方法:LIFULL HOME’S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅名をそれぞれ集計
※6 本厚木駅南口地区市街地再開発事業 (2014年1月~2020年12月 整備完了)
※7 徒歩分数は1分を80mとして算出、端数は切り上げております。
※8 東に「本厚木」駅や「本厚木ミロード1・2」(徒歩4分・約260m)などの商業施設、北に厚木一番街商店街振興組合(徒歩3分・約210m)、南にあつぎ商和会(徒歩1分・約80m)、西側にイトーヨーカドー厚木店(徒歩2分・約130m)があり、都市利便に囲まれていることを表現したものです。
※9 写真はモデルルーム(1802号室:B1タイプ)を撮影(2020年12月)。写真にはオプション仕様が含まれています。家具・家電・調度品等は販売価格に含まれておりません。
※10 写真はモデルルーム(Aタイプ)を撮影(2018年12月)したもので、一部オプションセレクト等(有償)が含まれています。家具・調度品・オプションセレクト等は販売価格に含まれておりません。

※掲載の敷地配置図は設計図書を基に描き起こしたもので、実際とは多少異なる場合があります。
※掲載の現地写真(上記注釈有を除く)は2020年11月に撮影したものです。

◆プレミスト本厚木の詳細につきましては、下記リンクより公式サイトをご覧ください。