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魅力的なギャップを育む南平台という場所に調和する「プレミスト南平台」の外観についてお伝えした第1回。第2回は「プレミスト南平台が織りなす「貴石」の空間」の魅力についてお知らせします。
南平台の価値を彩る貴石(エメラルド)のデザイン

一歩足を踏み入れると別世界になり、訪れた方も帰ってくる方もプライベート感に浸れる。プレミスト南平台のエントランスで表現したかったのは、そんな仕掛けだったと髙橋は言います。
高橋:「水の波紋が刻まれた天然石の台座に鎮座する、エメラルドグリーンを湛えた石のオブジェに迎えられ、半屋外のエントランスアプローチへ。植栽の緑と積層ガラスのカスケードに流れる水溪を眺めながら、飛び石を模したアプロ―チを進みます。この積層ガラスのカスケードは、バリで活動されていて、アヤナリゾートの「The Rock Bar」のガラスカウンターの制作者としても知られるガラス作家の鳥毛清喜さんにお願いしました。ラウンジに設置したガラスのオブジェも同様です。このオブジェはモデルルームにもシンボルとして飾っていたもので、エメラルドの石を表現しています」
プレミスト南平台のリリースにあたって、コンセプトとして掲げたのが「貴石の杜」というワードでした。
高橋:「南平台という土地が宝石のように貴重な存在であることに準えています。世界四大貴石の中で、南平台と同じく豊かな緑を湛えるエメラルドが物件のモチーフとなりました。宝石のブリリアントカットをデザインコードにして、このカッティングのモチーフを、エントランスホールのガラスアートやコンシェルジュカウンターの背面、専有部の玄関ドアなど、いろいろな箇所に散りばめています。エレベーターの階数表示にも、エメラルドグリーンの石を使っています」
「開放感」を実現する多彩なアイデア
専有部でも、思い描いていた「開放感」を実現できたという髙橋。
高橋:「リビング・ダイニングはサッシの上枠を見せないディテールで、内部と周辺をシームレスに繋げました。扁平梁を採用してできるだけ天井高を確保しながら、天井をフラットに作りこむことで、2.3mという高さ以上のものを体感していただけるようにしています。周囲の緑は隣接地の借景と新規で植えたもので、前号でもお話した通り、木の高さを確保するために工事中に7mの木を植え、枯らさないように管理してもらいました。通常ではなかなか作り込むことのできない景観になったと思います」
第二種低層住居専用地域に課せられた建物高12mという制限。その中で開放感を確保するために、様々なアイデアで挑んだといいます。
高橋:「その一例が、1階と地下1階のメゾネットです。プレミスト南平台は4階建なので、通常であれば3m×4層となるのですが、できるだけ階高を取るために1階を約1.1m埋め、さらに地下を作って1階と地下で二層の吹き抜けを作って明るさを確保しました。カーテンウォールなどを採用してとても良い空間に仕上がりましたし、家に籠りたいというご希望のお客様にもご提案できるようなプランのバリエーションも生まれました」
佐川:「プレミスト南平台では、屋上の防水に、新技術である超速硬化ウレタン複合防水(シーカ・ジャパン)を、ダイワハウスの分譲マンションで初めて採用しています。これによって、従来のアスファルト防水で必要だったパラペット(立ち上がり壁)の高さを60㎝から15cmにでき、その分階高を確保できます。マンション防水は非常にデリケートな問題ですが、今回採用する新技術が素晴らしい技術であること、そしてマンションの品質向上に繫がるとしてマンション技術本部が会社の技術本部と交渉を重ね、導入することができました」
高橋:「この現場は本当に熱意のある現場でした。私も専有部の玄関ドア、エレベーターの天井など作りたいものをスケッチで描いては、メーカーさんやデザイナーさん、スタッフなどと相談しては良いものにする策を練り続けました。設計担当が自主的に3Dプリンタで建物のパースを制作してくれたので、ファサードや庇の収まりなどを皆で検証し、「こうしたらいいよね」と活発に議論しながら制作が進んだことも。検証でも玄関ドアや共用廊下のタイルや目地、随所に使う天然石など、幾つもサンプルを制作し、こだわり抜いて選定しています」
佐川:「私もプレミスト南平台の現場では、「良いものを創りたい」という純粋な営業の熱量を強く感じましたね。私は技術部門なので、アフターケアなどへの懸念から慎重になってしまうのですが、その熱意に新しい技術に挑戦していく意欲をもらいました。また引き渡し後の音の問題で、弊社内の総合技術研究所に相談に乗ってもらったのですが、課題に対してアドバイスをもらえる部署が多い心強さも改めて感じました」
「良い物件を創る」意志と団結が賞賛を生む
さまざまな挑戦を経て完成したプレミスト南平台。プロジェクトメンバーを待っていたのは、お客様からの賞賛のお声でした。
佐川:「印象的だったのは内覧会です。内覧会の設えやスタッフの教育に関わることができ、直でお話を伺える貴重な機会でした。非常に喜ばれているお客様が大半で安堵感がありつつも、設備の設置場所など今後に繋げるべきご要望もいただき、大変勉強になりました」
高橋:「内覧会での高評価も嬉しかったのですが、最も心に残っているのは「モデルルームの模型やパースを、本物が遥かに超えている。こんな物件には出会ったことがない」と言っていただけたこと。プロジェクト一同、本当に嬉しかったです」
2020年の着工から約4年をかけて着地したロングプロジェクト。その中で2人が得たものとは?
高橋:「デベロッパーの担当者は関係者にお願いして仕事をしていただくポジションなので、自分の思いや熱意を伝えて共感してもらい、ファンになってもらうことが大事です。今回はまさしくそれが実現できたプロジェクトで、この土地に良い物件を作りたいという想いから始まって賛同者を集め、時にはぶつかりながら一緒に創り上げていくことができました。私も現場によく行きましたが、行って本当によかった。この現場に関わった人、皆がいないとできなかった物件だと感じています」
佐川:「皆建築が好きで、ものづくりが好きで、そこに集中できるメンバーが集まった現場でした。今まで扱ったことがない案件も数多く経験し、自分主体で全てを進めていく厳しさも学びました。また、一緒に仕事をしている人へどう伝えたら同じベクトルで動いていけるのか、仕事のやり方を考え直す機会にもなりました。今後も南平台を超えるような物件が数多く出てくる中で、礎となる知識を得られたことは、これからの仕事に対して大きな糧になりましたし、お客様にどうしたら喜んでいただけるかを突き詰めて考える、とても良い積み重ねになりました」