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かゆくなったら「アトピー?」、咳が続いたら「ぜん息?」~ まずは症状を知ろう! ~

アレルギー性の病気として知られる、アトピー性皮膚炎と、ぜん息。乳幼児期、肌をかゆがったり、咳が続くことがあると、「もしかしたら?」と思う方も多いことでしょう。本やネットには、さまざまな情報があふれていますが、自己判断する前に、一度情報を整理してみませんか。大川こども&内科クリニック院長、大川洋二先生にお話をうかがいました。

そもそも「アトピー性皮膚炎」「ぜん息」はどんな症状?

アトピー性皮膚炎とは、アレルギー性の皮膚炎のこと。肌のかゆみや発疹が出るケースには、とびひや、あせも、じんましんなどもありますが、アトピー性皮膚炎の特徴としては、かゆみが3 か月以上続くこと。耳の下、首のまわり、ひじ・ひざの裏、足首のまわりなどに、強いかゆみが出ることがあげられます。
 
次に、ぜん息について。咳というと、風邪をひいたときの症状として知られていますが、ぜん息は、3~4 歳のころから、慢性的に咳の発作が起こり、呼吸困難となります。夜間から明け方に、「ゼーゼー」という咳が出ることも大きな特徴です。

症状が疑われたらまずは診断。普段から気をつけることは?

どちらの疾患についても、「もしかしたら?」と思ったら、病院できちんと診断してもらいましょう。
 
アトピー性皮膚炎は、重症化した部分にステロイドを塗ったり、抗アレルギー剤を使って、かゆみを抑えます。肌をかくことで症状が進みますから、普段からのスキンケアが重要です。過剰な刺激を与えないよう、石鹸を使って洗うのは1 日1 回まで。そのあときちんと保湿をしましょう。夜寝ている間に、無意識にかきむしってしまうときは、ミトンをつけるのも有効です。
 
ぜん息は、予防薬を用いたり、ステロイドの吸入をするのが一般的です。家庭では、ぜん息の原因となるダニやハウスダスト対策を立てましょう。掃除機をかけるときは、排気が部屋に残らないよう換気して、雑巾で拭き取ることで、アレルギーの原因を部屋から取り除いてください。

ステロイドを怖がり過ぎないで。上手に付き合いましょう。

アトピー性皮膚炎、ぜん息ともに、治療にはステロイドが用いられることがほとんどです。
なかには、ステロイドについて不安を持つ方もいますが、非常に優れた薬であり、短期間の使用であれば、ほとんど問題ありません。ただ、自分の判断で量を調節したり、長期間連用したりすると、炎症が起こることがありますから、医師のアドバイスのもとで、適切な使い方をしてください。

大川 洋二

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