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~ 一生ものの感性と適応力が育つ!外遊びって実は大切なんです ~

暑い時期はなんだかんだと理由をつけて、外遊びをつい避けてしまいがちです。しかし、外遊びが子どもに与える効果は実はとても大きいもの。外遊びの重要性や、子どもの能力を促す遊具について、一般社団法人日本知育玩具協会理事長であり、「木のおもちゃと絵本の専門店カルテット」オーナーでもある藤田篤さんに伺いました。

自然の中でしか得られない感覚があります

子どもと自然との接点は年々少なくなってきましたが、外遊びでしか養えない感覚や力があります。例えば、空を見上げると、まぶしい昼の光から夕焼けの赤い光へと移り変わるほか、曇ったり雨が降ってきたりして、さまざまな表情を感じられます。音も同様に、風の音や鳥の声、虫の鳴き声といった自然の音だけでなく、自動車の音やお店のBGMなど、さまざまな音が聞こえてきます。
子ども時代にこれらに触れる経験は、将来の感性の土台となっていきます。常に大人に見守られて安全だからこそ、子どもは好奇心が赴くまま、いろいろなものに触れることができるのです。時に、泥んこや水たまり、くさい植物など、大人が嫌がるものに触れたがることもあるでしょう。でも、そこを大人が制することはせず、適度に出会わせておくことが大切。こういった経験の積み重ねで、自らの危険を感覚的に察する力を身につけていくのです。

外遊びで培われた適応力は一生もの!

自然の中では、季節や天候などによって環境が変化します。子どもは、他人から受け取る天気予報からの情報ではなく、自分の目で空を見たり、風や温度、湿度を肌で感じたりしながら、体を適応させていきます。服の脱ぎ着などをして調整する力を含め、環境に適応する能力は生きていくのに必要な賢さです。技術は進歩しますが、この能力は子ども時代に培ったものが一生を決定づけるといっても過言ではありません。
また、自然に接することは、人間としての自分を理解することにもつながります。子どもは自分の手で直接砂や水に触れ、遊びを通して自然=生命を感じ、理解します。地に足をつけ、大きな地球とつながることを通じて、客観的な自分の存在の大きさや力を知ることができるのです。

遊具を使って体をコントロールする力を身につけましょう

遊具を使った外遊びでは、自分の体をコントロールする力が身につきます。例えば、シャボン玉をうまく作るには、息を吹き込む強さを調整できなくてはなりません。小さい子にはちょっと難しく感じるかもしれませんが、風によって広がったシャボン玉が太陽の光で七色に輝く様子は、自然の中でしか得られない美しい瞬間のひとつです。
また、今、子どもたちの間で流行っているラーニングバイクは、ただ蹴って走るだけではなく、滑走するときにセンターのステップに足を置くことでバランス感覚を養うことができます。ラーニングバイクを乗りこなし、しっかりしたバランス感覚が身に付いた子どもは、ほとんど練習なしで自転車に乗れるようになります。遊びを通じて身につくことが、うれいしいところです。

子どもの発見を共に喜んであげることが大切です

外遊びの第一条件は安全。屋外では、気持ちが開放的になる分、ケガや事故につながりやすいので、必ず大人がそばで見守ってあげてください。その際、遊び方を指示するのではなく、子どもの自主性に任せることが大切です。もし、子どもが新しい発見をした時は、一緒に喜んで共感してあげましょう。とくに小さな子どもの場合は、楽しいところだけたっぷり体験させてあげることが自信につながり、次の遊びへとステップアップさせてくれます。
外遊びで養われた力を未来の子どもたちに受け継いでいくためにも、よい遊具を選び、よりよい遊び環境を作っていきたいものですね。お天気のよい日は、ぜひ外遊びに出かけて、親子で楽しんでください。

【木のおもちゃカルテット おすすめのおもちゃ】
藤田 篤

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