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子どもの野菜嫌いも克服できる!~親子でキッチン菜園にチャレンジ ~

興味はあるけど、鉢植えをすぐ枯らしてしまうタイプだから無理かも…という人にもおすすめしたいのがキッチン菜園。一緒にお世話をすることで、子どもの好き嫌いもなくなるという、うれしい効果もあるそうです。食育インストラクター・ハーブコーディネーターで、NPO法人自由が丘ママの会代表の宮城明子さんにお話を伺ってきました。

自分で世話をしたトマトがおいしくて苦手から好物に

我が家の次男は、お弁当に入れたミニトマトが嫌いでした。冷えていないからおいしくないのか、噛むとブチュッと中身が出てくるところがイヤなのか……そこで、園芸店でミニトマトの苗を買ってきて育ててみることにしたんです。気がついたときにお水をあげてもらうくらいにして、世話は強制しませんでした。でも、だんだんと大きくなって、花が咲き、実がなる様子を見ているうちに、愛情や達成感が芽生えたのでしょう。真っ赤に実ったトマトを「おいしい、おいしい」と喜んで食べるようになりました。もちろん、お弁当に入れても大丈夫に! 家庭菜園が自然に「食育」につながることを実感できたほか、ミニトマトのお世話を通じて親子の会話も弾み、思い出深い経験となりました。

ハーブ類は水を入れたコップに差すだけでどんどん増えます

手軽に始めたい人におすすめなのは、キッチン菜園です。キッチンやリビングに苗があれば、お水をあげるのをつい忘れてしまうということも防げますし、ベランダよりも虫がつきづらいのもうれしいところ。初心者でも簡単なのは、スーパーの野菜売り場で売っているハーブ類の水耕栽培です。水を入れたコップに、バジルやミントなどのハーブを差すだけですが、1週間くらいすると根が出てきます。ハーブのほか、根っこ付きの青ネギやパクチーなども水耕栽培で増やせますよ。夏場は1日1~2回水を替えたほうがいいですが、冬は2~3日放っておいても大丈夫。切り花を一緒に入れてもかわいいですよ。でも、ハーブを食用したい場合、切り花を長持ちさせる延命剤は入れないでくださいね。

バジルはペーストにして冷凍し、いろいろな料理に活用!

ハーブが育ってきたら、子どもに上の方の茎ごと切ってもらいましょう。切った部分は同じように水耕栽培をして増やすことも、料理に使うこともできます。バジルは簡単なバジルペーストにしておくのがおすすめ。収穫したバジルとオリーブオイル適量をフードプロセッサーでペースト状にして、冷凍用保存袋に板状に伸ばして入れて冷凍します。このとき、箸で板チョコ状に筋目を入れておくと、パキッと折りやすくなりますよ。このペーストをポテトサラダやクリームドリアの素に混ぜるだけで、キレイな緑色のバジルテイストに変身します。余裕があれば、お好みのレシピでバジルアイスを仕込んでおいてもいいですね。 ミントが収穫できたら、お水に入れて流行りのデトックスウォーターに活用してもいいですし、キッチンネットなどに入れて入浴剤にしてもさわやかです。

さらに興味が出てきたらベランダ菜園デビューを

キッチン菜園に慣れ、もっとやりたいと思うようになったら、ベランダ菜園をはじめてみてもいいかもしれません。土はいろいろなタイプが出ていますが、園芸用の土で大丈夫。プランターの代わりに空き缶に植えると、自然に錆びてきてアンティーク雑貨風に。まず、空き缶の底にいくつか穴をあけ、中に2~3cmくらいの大きさの石を入れます。市販の鉢底石を使ってもいいですし、子どもと公園などで拾ってくるのも楽しいです。それからスコップで土を入れ、種をまきましょう。ベビーキャロットやサラダミックス、二十日大根は発芽率がよく、子どもでも収穫しやすいのでトライしやすいですよ。夏場は地面の熱の影響を受けないよう、スノコなどの上に置いてください。挫折しないポイントは、うまくやろうと考えず、無理しないこと。親子でぜひ楽しんで!

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宮城 明子

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