
INTERVEIW 11
収益確保に直結する責任とやりがい
- 技術職
- 積算
KAZUTO HATTORI

服部 一翔
KAZUTO HATTORI
2011年入社
理工学部 建築学科卒

INTERVIEW 01
大和ハウス工業の入社動機
私が住宅に興味を持ったのは幼い頃に遡ります。実家が古い家だったため、子ども心にも新しい家に住みたいと思っていました。その流れで大学は建築学科に進学。ただ大学では、設計を専攻する一方で都市計画にも興味を持ち、街づくりを研究テーマとしました。特に駅ナカ施設にフォーカスし、駅ナカ施設が街の活性化に果たす役割などを研究しました。就活では都市計画と住宅設計の仕事を想定し、幅広く建設会社にアプローチしました。最終的にハウスメーカー2社から内定をいただきましたが、大和ハウス工業を選択したのは、住宅だけでなく、街を創る多角的な事業を展開していることに惹かれたからです。住宅設計の希望での入社でしたが、配属は積算部門。積算は未知の世界でしたが、建築技術者として新たなチャレンジと考え、着任しました。
INTERVIEW 02
現在の仕事内容
「見積」という部署は、元々「設計部 積算課」から独立した組織で、建設コストを算出する役割を担っています。私は主に東京本店建築事業部の見積業務を担当しており、その内容は数千万円の事務所・店舗から数十億円の工場・物流倉庫まで多岐にわたります。仕事は大きく分けて二つあります。施主が事業を進める上で予算組みをする目的の概算見積と、設計図面に基づいて契約するために作成する詳細見積。概算見積は、数枚のスケッチ図面から金額を算出するため経験が必要です。そのため、新入社員は図面がそろう詳細見積から担当します。その後、場数を踏むにつれて概算見積の比重が大きくなってきます。概算見積で算出した金額は、受注獲得の重要な判断材料の一つであり、会社の経営数値に直結するものです。当初試算した金額にまとめ上げるコストコントロールは難しいものの、責任の重大さを感じると同時に、日々やりがいを実感しています。


INTERVIEW 03
忘れられないあの仕事
2018年~2019年にかけて担当した国際的なスポーツ大会に関連する案件は強く印象に残っています。案件は、各国のアスリートへ食事を提供する2階建て鉄骨造建物でした。当時、大和ハウスを含め4社の競合案件。私はそれまで入札案件で受注に至っておらず、ぜひとも落札したい案件でした。設計・コスト提案も兼ねた入札案件であり、施主や社内打ち合わせだけでも時間が取られる中で見積をまとめ、さらにメンバー内で入札日ギリギリまで金額の見直しを行いました。そして入札当日、僅差で受注。最後の見直しで、数十億円の仕事につながったことへの喜びと、営業、設計、施工のメンバーと協力して、最後までやり遂げたことが報われた瞬間でした。この経験を通じて関連部署との連携の重要性と、支えていただいた上司や同僚の存在がとても大切であることをあらためて痛感。自分自身の成長も実感できた仕事でした。

INTERVIEW 04
今後のキャリアプラン
働き方改革が加速し、従来以上に生産性の向上が求められています。その中で、本当に意味ある業務に集中するための業務改革に取り組んでいきたいと思っています。そのひとつに、設計、工場、施工、発注部門が一貫して建物の3次元モデルを用い、クラウド上で管理・運営していくBIM(Building Information Modeling)に、より関わっていきたいと考えています。「BIM」は建築の各業務やプロセスやデザインを革新するワークフローであり、実務レベルで使えるものにしていけば各部門の作業がシステム化され、積算業務量も大幅に改善されることが期待されます。将来的に削減された時間は、自己研鑽や人財育成の時間に割くことができるでしょう。改革が波に乗り、個々の能力の絶対値を引き上げることに成功すれば、組織力が向上する好循環になります。その足掛かりを創っていきたいと思っています。
SCHEDULE
1日のスケジュール
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07:30
出社メールチェック・TODOリストの作成
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08:00
ラジオ体操・朝礼
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08:15
積算業務、社内打ち合わせ設計とコンペプレゼン資料作成、工事部門と施工方法検討など
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12:00
昼食社員食堂や会社周辺で外食
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13:00
施工業者と打ち合わせ、見積業務業者見積回収、単価入力
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15:30
他部署からの問い合わせ対応、資料作成
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16:30
自己研鑽
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17:30
退社
PRIVATE
休日の過ごし方

休日は家族と出かけることがほとんどです。家族は妻と4歳の長男、2歳の長女の4人家族。最近は公園で虫捕りや、長男の自転車の練習をすることが多いですね。この先も子どもたちには多くのことを経験してもらい、好きなことを見つけてもらえるようにきっかけづくりをしていこうと考えています。親としてもその流れの中で成長させてもらっています。