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住宅やマンションのキッチン・トイレ・バスルーム・洗面・外壁等、住まいのリフォーム事例の数々。


04 近藤典子

Profile

アメニティアドバイザー&インテリアコーディネーター。1957年神戸生まれ、大阪育ち。2,000軒以上のお宅を片づけた経験から生み出された暮らしを楽しくするアイデアが、幅広い世代に好評。テレビ、雑誌、講演等で活躍するほか、企業のコンサルティング、商品開発にも力を注ぐ。『片付けが生んだ奇跡』(小学館)などの著作も人気。

ダメ主婦だったから今の私が。

「必ず聞かれるんです。昔から片づけ上手で、掃除が好きだったんですかって。でもね、違うんです。正真正銘の片づけベタ。家事は“超”が付くくらい大嫌いでした」 え!それがなぜ暮らしの提案をするようになったのか、これだけは聞きたい。「主人が引っ越しの梱包、荷解きを請け負う会社を始めたのがきっかけでした。社員もいないし、私がなんとかしなくっちゃって。それで現場に。でも、もともとがダメ主婦でしょ。パートで働いてくださるベテラン主婦の足下にも及びませんでしたね」

でもそれがよかったのだと、近藤さん。家事に対して先入観がないから、教えてもらうことすべてを吸収できたし、お客さまごとに違う注文を出されても、素直に耳を傾けることができたのだという。

もちろん自分で勉強もしました。例えば食器の収納に関しても、上向きに置いて欲しいというお宅もあれば、下向きにして欲しいというお宅もある。いったい何が正解なのかを知りたくて、家事や収納に関する本を手当たり次第に読みあさりました。結果、分かったのは、収納にも、家事にも、“正解”はないということ」

収納は十人十色。間違いなんて無い。

それぞれの収納法にメリットがあり、デメリットがある。だったらその家ごとに使いやすいように収納すればいい。このことに気付くことで、自由で大胆な発想で人をアッと驚かせる近藤流収納術は生まれた。
「2,000軒のお宅に伺うことで分かったのは、多くの方が収納に固定概念を持ちすぎているということ。家事がうまくいかないのは自分が悪い。片づかないのは整理整頓がヘタだから。自分のせいにしてしまってそれが“不便”だからだと気付いてないの」

まず大切なのは、“不便”と気付くこと。そして、なぜ“不便”なのか、どうすればそれを解決できるのか考えればいいのだと、近藤さんは教えてくれる。

「もっとわがままでいいの。家や収納に合わせて暮らすのではなく、暮らしに合わせて家や収納を変えればいい。自分のせいにしても解決できないし、楽しくないでしょ」
そもそも収納は大事なものじゃない。生き生きと暮らすための手助けでしかない。こう言われると、それだけで気持ちが軽く、前向きになる。こんな気づきを与えてくれるから、世代を超えて近藤さんは主婦たちに支持されるのだ。


下駄箱の扉の裏にタオルハンガーをつければスリッパ収納に。わずかな空間も活用するのが近藤流。

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