ロボット事業

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moogle evoは、負担軽減や業務の効率化、信頼感の向上に貢献します。

事例紹介

大和ハウスリフォーム株式会社
中部支店 四日市営業所

三重県四日市市
●業務内容:住宅のインスペクションおよびリフォーム全般

受注拡大の要はモーグルによるロボット床下点検。

大和ハウス工業が独自に開発した狭小空間点検ロボット「モーグル」。大和ハウスリフォーム株式会社では2年前から全国の営業所にモーグルを導入し、点検員の作業環境の改善と効率化をはかる一方、ロボットによる点検という話題性が営業的な成果にもつながっているという。
昨今、住宅リフォーム市場の拡大に伴い、住宅の点検やメンテナンスへのニーズも高まっている。大和ハウスリフォームのコンセプトは「インスペクション(調査・点検)」。そのインスペクションの担い手として、モーグルは全国の営業所で活躍している。

1.モーグルの導入後2年で営業所の業績は5割増に

大和ハウスリフォームが提案する点検・診断(インスペクション)は主に4つ。「住まいの健康診断」として、屋根、外壁、床下、小屋裏、給排水、防水、建具を重点的に診断する。さらに「住まいの断熱診断」、「木造住宅の耐震診断」、そして「水まわり器具診断」。モーグルによる点検はいうまでもなく床下点検で、点検するのは「基礎のひび割れ」、「土台の腐食」、「コンクリートの剥離」、「水漏れ」、「銅製土台などのボルトの弛み」、そして「シロアリ被害の有無」である。

これらの項目の点検には、モーグル導入以前は、点検員が床下に潜り、狭くて暗い床下を這い回り、肉眼でチェックし、報告のための写真を撮る。服は汚れる上、塵や埃でノドを痛めることもあり、閉所が苦手な人にはとても務まらない。「冬は冷たく寒く、夏は全身汗まみれ。モーグルで点検するようになって、そういう苦労から開放されただけでもありがたいですよ」と話すのは大和ハウスリフォーム中部支店・四日市営業所点検部のインスペクター(点検員)である高橋一広主任。

四日市営業所では2年前に1台のモーグルを導入して以来、「モーグルはフル運用の大活躍です」と話すのは、四日市営業所の近藤伸太郎店長だ。もう1台増強して現在は2台のモーグルで床下点検業務を行っている。「モーグルによる点検の問い合わせやご依頼がそれほど多いのです」。依頼件数は2年間で「5割増」といい、全国80営業の中位だった成約成績は現在は「上位10位以内です」とのこと。営業と点検部とが連携してモーグルをより営業的、戦略的に活用するように取り組んだ成果である。単に点検作業の負担を軽減しただけではない。

近藤伸太郎店長 高橋一広主任

四日市営業所/モーグル導入による変化

人による床下点検の課題 ・暗所、閉所の作業は点検員の負担が大きい ・空間が狭く作業効率が悪い ・埃や粉塵がある場所での人体への悪影響 ・外部からは作業内容を確認できない ・様々な障害物で確認できない箇所がある [閉所・暗所での作業による
点検員への大きな負担]→モーグル導入により[点検作業の効率化・迅速化]→[点検員の負担が大幅に軽減] [営業所の成約件数は全国80営業所中 中位]→モーグル導入により[ロボットによる点検の話題性を営業にも活用]→[依頼件数が5割増全国80営業所中 10位以内に]

2.モーグルは、お客さまへの最強のプレゼンテーションツール

点検部の高橋主任は、「モーグルはお客さまに対する私たちの最強のプレゼンテーションツールです」と話す。お客さま宅を点検で訪ね、収納ボックスからモーグルが現れると「おうっ」と、歓声があがる。施主さんが真っ先に興味を示すのがモーグルだ。「なかなか面白そうやな」。「これが大和ハウスさんが開発したロボットか、楽しみにしてた」。家族全員がモーグルの点検に興味津々だ。時には近所の方も見物に来る。「これは一種のエンターテイメントですよ」と高橋さんはいう。

機材はモーグル本体とコントローラー、それとモニター用のパソコン。バッテリーを装着し、床下でモーグルがスタンバイ。事前に営業から詳細な顧客情報、床下構造も設計図面ですでに熟知しているのでモーグルの走行コースもイメージできている。モーグルが床下をゆるゆる進む。その様子がモニターに映し出される。場面ごとに回りで驚きや歓声があがる。「こんなふうになってるのか。初めて見たわ、へえー」。モーグルには移動用と点検用の2台の高性能カメラが積載され、LED照明で暗い床下を明るく映し出す。

モニターを確認しながら点検員がモーグルをコントロールする。シロアリの被害はないか、蟻道はないか、肉眼では見逃しそうな細かいクラック(ひび割れ)でも高性能カメラは捉え、画像を拡大すると一目で確認できる。ひび割れの幅を比較確認できるスケールも表示されるので、チェックは極めて精度が高い。モニターに映し出される床下を、以前は腹這いになっていたことを思うと、「モーグルさまさまです」。そして高橋主任は最強のプレゼンテーションの意味をこう説明した。

「お客さまと一緒にモニターの画面を見る。お客さまが直接、床下の状態や様子を確認することができるのです。私たちは、プロとして、正しい知識と情報をお客さまにお伝え、あるいは説明するだけでいいのです。客観的な視点と情報提供。この点こそモーグルの最強の利点だと思いますね」と高橋主任は指摘する。 

モーグルは無線による遠隔操作で稼働する。PCモニターの画面では高性能カメラによる映像で細部まで確認することができる。 PCモニター画面

モーグルによる床下点検の例

水漏れ 基礎のひび割れ 銅製土台などのボルトの弛み 土台の腐食 コンクリートの剥離 シロアリ被害の有無

3.新たなビジネスチャンス、一般木造住宅にもモーグルをアピールしていきたい

「モーグルは点検ツールであると同時に、プロの正しい情報と知識をモーグルの画面を通じてお客さまに伝えるコミュニケーション手段である」との考えを近藤店長と高橋主任も共有しており、それが結果として営業力になっている。お客さまがモーグルで体験して確認したこと、さらにその結果を詳細に検証した報告書によって、お客さまが何をどう判断されるか。近藤店長はこれまでの経緯を踏まえ、「お客さまの判断と選択はたいてい見積もり作成依頼書につながっています。モーグルを導入してから、その件数が急上昇しているのです」と話している。

点検は3チームあり、現在2台のモーグルで三重県内全域と和歌山県の新宮までをカバーしている。点検対象のほとんどがダイワハウスの住宅で、点検は「ダイワハウスの住宅性能の良さを認識していただくことにもなっている」そうだ。1日に2軒ほど、多い時は1日に4軒のお宅を訪問することもある。そして、話題性の高いモーグルの点検をメニュー化し、今後は対象をダイワハウス以外の一般木造住宅にも広げてモーグルをアピールしていきたいと四日市営業所は考えている。新たなビジネスチャンスの掘り起こしだ。

お客さまに直接確認していただきながら状況を説明することで納得していただける。その場でリフォームの見積り依頼をされることも少なくないという。

最近のバリアフリー設計の住宅はどうしても床下が低くできている。それによりモーグルの活躍の場が広がる可能性がある。お客さまがリフォームを望む理由は、長く世代を継いで住み続けたい、古民家を再生したい、耐震性能の向上のため、暮らしのスタイルに合わせたい、設備の経年劣化のためなど様々だが、そのいずれにしても、住まいの調査と点検は必須である。住宅流通における資産価値を考えると住宅点検は品質保証ともいえる。それらを考えると、モーグルが活躍する市場の規模は膨らむばかりではないだろうか。

四日市営業所の営業的・販促的なモーグルの活用は工務店やリフォームに関わる事業者には十分参考になるのではないだろうか。高橋主任がこう話したのが印象的だ。「モーグルに払う月給(リース料)は5万円未満※です。こんなに安い給料でこんなに働き、稼いでくれる社員はほかにいませんよ」。

※料率により、金額が前後する場合がございます。

点検報告書の作成にもモーグルの静止画撮影機能が役に立っている。

モーグルの導入メリット

[お客さまの信頼感・安心感の向上]お客さまが直接床下を確認できる お客さまとのコミュニケーション増加 静止画撮影機能で詳細な報告書を作成 [事業の効率化・受注拡大]話題性を営業・販促に活用できる 点検員の身体的負担の大幅な軽減 床下が非常に狭い住宅でも対応

※本事例はあくまでモーグルの活用例のひとつとして紹介しているものであり、使用方法等を示唆しているものではなく、また掲載の内容と同様の結果を保証するものではありません。
「moogle」、「モーグル」は、大和ハウス工業株式会社の登録商標です。

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