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2024年08月09日

厚労省・事務連絡

10月からの返戻再請求の完全オンライン化に向けた準備を要請

審査支払機関からのレセプトの返戻と医療機関からの返戻再請求が2024年10月1日からオンラインでの実施に完全移行する。これに先立ち厚生労働省は、対象医療機関にシステム改修などの対応を急ぐよう求める事務連絡を7月29日付で発出した。

レセプトのオンライン請求に対応済みの医療機関では23年4月から、オンラインによるレセプトの返戻と返戻再請求が原則化された。その際、やむを得ない事情で対応が困難な場合には事前の届出を条件に、24年9月末までの間は紙媒体によるレセプト返戻・返戻再請求を認める経過措置が設けられた。

事務連絡で厚労省は経過措置期間が9月末で終了し、10月以降はレセプト返戻、返戻再請求ともオンラインでの実施に一本化されることを改めて周知。その上で経過措置適用医療機関に対して、▽システムベンダに現在使用中のレセプトコンピュータがオンラインによる返戻再請求に対応しているかを確認する▽非対応の場合はレセコンのシステム改修を行うーなどの準備を促した。

オンラインによる返戻再請求の手順を示すリーフレットも添付した。それによると返戻レセプトは、オンライン請求用端末でオンライン請求システムにログイン後のトップ画面に表示される。医療機関は返戻レセプトを確認した場合、▽ダウンロード期間の3カ月以内にオンライン請求用端末を使って返戻ファイルをダウンロードし、レセコンに取り込む▽該当するレセプトを修正して再請求用のレセプトデータ(再請求ファイル)を作成する▽再請求ファイルをオンライン請求用の端末で読み込む▽当月請求のレセプトと一緒にオンライン請求用端末からオンライン請求システムに送信するーという流れで再請求を行う。

なお、紙レセプト請求の医療機関は今回の取り組みの対象外であり、10月以降も引き続き紙媒体によるレセプト返戻・返戻再請求を行う。

2024年7月29日時点の情報に基づき作成

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