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2025年03月28日

24年度処遇状況等調査

常勤介護職員の平均基本給が前年比で1万1,130円増加

厚生労働省が3月18日に公表した介護従事者処遇改善状況等調査の結果によると、「介護職員等処遇改善加算」の算定施設・事業所における常勤介護職員の24年9月の平均基本給等は、前年同月比で1万1,130円(4.6%)増加したことがわかった。

調査は24年10月に1万3,801事業所(施設を含む、以下同じ)を対象に実施し、8,180事業所が回答した。有効回答率は59.3%。

結果をみると、回答事業所の95.5%が「介護職員等処遇改善加算」を取得し、未取得は4.5%にとどまった。加算の種類別取得率は、▽加算I・45.7%▽同II・32.2%▽同III・11.8%▽同IV・2.6%▽同V(経過措置)・3.2%―となっており、全体の約8割を「加算I・II」が占める。

未取得事業所が加算を取得しない理由は、「事務作業が煩雑」(39.6%)、「利用者負担の発生」(22.4%)、「算定要件を達成できない」(22.1%)などの順に多い。このうち事務作業が煩雑とした具体的事情では、「処遇改善計画書を作成するための事務作業が煩雑であるため」(85.8%)、「処遇改善実績報告を作成するための事務作業が煩雑であるため」(81.3%)との回答が多く、いずれも8割を超えた。

約6割の事業所が職員全員の給与引き上げ等を実施

処遇改善の実施状況をみると、回答事業所の58.2%が職員全員を対象とした給与等の引き上げを行っていた。介護職員以外の職員への加算財源の配分状況では、「看護職員」(51.9%)と「生活相談・支援相談員」(50.8%)の割合が高い。賃金改善の実施方法は、「ベースアップ等により対応」が59.8%、「定期昇給を実施することで対応」が43.6%だった。

加算取得事業所における介護職員(月給・常勤者)の24年9月の平均基本給等は、前年同月比で1万1,130円増加。手当や一時金を含む平均給与額は、1万3,960円増えた。平均給与額は全てのサービスにおいて1万円以上増加。勤続年数や保有資格(介護福祉士、介護支援専門員等)に関わらず、全ての介護職員で増加していた。

2025年3月18日現在の情報に基づき作成

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