北葛城郡上牧町は、奈良県の北西部、奈良盆地の西部にあります。西には葛下川、中央には滝川、豆山や丘陵地帯が土地を形成しています。古くは宮廷人たちのリゾート地であり、南上牧から井戸ヶ尻に至る眺めは素晴らしく、あたり一帯はすべて古墳であるといわれています。戦国期には片岡城が築かれ、栄えました。近代では、西大和ニュータウンの開発や西名阪道路の開通によって発展し、大阪などの大都市のベッドタウンとして機能しています。豊かな自然と歴史の融合する町でありながら、温泉施設や大型商業施設の設置も進み、より一層町を訪れる方が増えました。町内にある片岡城跡は観光スポットとなっています。