電子レンジは解凍や温め直しだけではありません。効率よく活用して、調理時間も短縮しましょう。
電子レンジはマイクロ波と呼ばれる電波で食品中の水分を震動させ、その摩擦熱で食品を加熱します。加熱しすぎると水分がとびすぎてパサパサになります。最初は短めに、様子を見ながら少しずつ加熱時間を足していきましょう。また、材料の大きさや厚みの違いにより加熱ムラができたり、機種によって加熱効率のよい場所が異なります。
加熱するとき、ラップや電子レンジ用のふたをすると、熱が逃げにくく、食品の飛び散りも防げます。また、水分の蒸発を防ぎ、しっとり仕上がります。一方、唐揚げや焼き物などカラッと仕上げたい料理は、ラップやふたをせずに加熱して水分を蒸発させます。
- [野菜の下ゆで]
- 煮物や汁物に入れる野菜は、あらかじめ電子レンジで加熱すれば、煮る時間を短縮できます。
炒め物を作るとき、キャベツなどは加熱してかさを減らすと炒めやすくなる
- [豆腐の水切り]
- 豆腐をペーパータオルで包み、皿にのせて加熱。1丁で約2分。
- [あめ色玉ねぎ]
- カレーを作るときに時間がかかる、あめ色玉ねぎ。電子レンジで3~5分加熱してから炒めると、時間がぐんと短縮できます。
- [ハンバーグ]
- フライパンで表面にこんがり焼き色をつけ、あとは電子レンジで加熱して中まで火を通します。
- [ドライハーブ]
- パセリやハーブ類はペーパータオルにのせて、ラップをせずに様子を見ながら、パリパリになるまで2~3分加熱します。