家庭の食料備蓄は1週間分以上が必要とされています。
何をどのように備えればいいか考えてみましょう。
南海トラフ巨大地震対策で国の防災基本計画が見直され、家庭では1週間以上の水や食料の備蓄が必要とされました。水なら大人1日1人あたり2~3リットル。2リットル入りのペットボトルで10本ほどになります。
災害時でガスや電気、水などが止まったときのためにカセットコンロとボンベは必需品。アウトドアグッズも役立ちます。また、火力や水をあまり使わずに、鍋ひとつで調理できるなど簡単なメニューを考えておきましょう。
災害時は、傷みやすい冷蔵庫の中のものから食べます。冷蔵室の食材は冷凍室へ移動。冷凍食品が保冷剤代わりとなり、しばらくは保冷効果があります。ペットボトルに水を入れて凍らせておくのも役立ちます。
ふだん食べない食品を大量に購入し、備蓄食材としてしまい込むと、気がついたら賞味期限が切れているということも。ふだん使いの食品の中で常温で日持ちするものを中心に備蓄する食品を選びましょう。そして、それらを多めに常備し、賞味期限の早いものから食べ、消費した分だけ補充していけばムダがありません。かさばる水は、家族各自のベッドの下やクローゼットの中などに分散させて収納スペースを確保しましょう。