最近ではペットたちを単に愛玩動物としてかわいがるだけでなく、人生の伴侶、パートナーとして考える人が増え、「コンパニオンアニマル」と呼ばれています。喜びや悲しみを共有しながらより深い絆で支え合い、暮らしていく関係を築きます。また、ペットたちの寿命も延び、末永く健やかに暮らすために、人と同じように高齢化と向き合うことが大切になっています。
人の思い込みでペットにストレスを与えてしまうこともあります。ペットの習性を理解したうえで居場所をつくったり、生活のルールを覚えやすいように工夫しましょう。危険な物を誤飲しないよう部屋をすっきり片づけ、ペットが暮らす床上にハウスダストをためないようにきれいに掃除をする習慣も大切です。人とペットが、お互いに快適に暮らせる環境をつくりましょう。
- 子どもはペットと暮らすことで、情緒が安定したり、思いやりの気持ちや協調性が育つともいわれています。
- ペットの習性を理解してストレスのたまらない環境をつくってあげることが大切。
犬は家族の中で頼れるリーダーに従うことで安心します。リビングや寝室などいつも飼い主の存在を感じられるところに居場所を。
猫は高いところに登るのが好き! 安全を確保できる猫棚や縄張りをつくれば家の中で快適に暮らせます。
- 犬は5~7歳から、猫は7歳ぐらいからゆるやかに老化がすすんでいきます。トイレや睡眠などの環境を整えるなど高齢化対策が必要です。
ダイワハウスではペットたちと絆を深め、豊かな生活を維持していくために、住まいに何ができるのか、「共育」と「共生」をテーマに大きく2つの視点から提案しています。
ペットの習性を考えて工夫することで、人が「しつけ」をしやすく、ペットたちが「しつけ」を覚えやすい空間をつくりましょう。そのためには、お互いの「専有」と「共有」のスペースのメリハリをつけること。「ペットゲート」や「ペットフェンス」はペットにとってわかりやすい空間づくりをサポートします。また、危険なものを見せない、触らせないためには、扉つきの収納でしっかり隠します。
人だけではなく、ペットの高齢化や家庭内の事故にまで配慮したやさしい工夫を。床の滑り止め対策や壁の出隅を丸くするなどして安全を確保しましょう。玄関のたたきなど風通しのよい場所を好む犬のためには、できるだけ土間部分を広く確保。また、手入れのしやすいクロスや床材など人にとっても負担の少ない環境をつくることも大切です。
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フロートストッカー
上はペットグッズの収納。下はトイレなど、ペットスペースとして、空間を有効活用できる。 -
フロアコート
フローリングをコーティングし、ペットの歩きづらさを解消。傷がつきにくく手入れもラクに。 -
ペットドア
室内の壁に対応。ドアが開けっ放しにならず、冷暖房効率もアップ。 -
マルチシンク
小型犬や猫のシャンプーに、散歩帰りの足洗いに便利です。
ペットの散歩にスムーズな動線
散歩帰りに足を洗って、清潔快適に。ペット用品の収納スペースも設置。玄関にバックヤードがあることで来客時も安心。
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ペットトイレ
リビングにも玄関からも近い所にトイレを用意。 -
土間空間
タイルを敷き詰めた土間空間は夏は涼しく、冬は床暖房で暖かい。ペットにとってストレスを感じない居場所を床材でわかりやすく区別。 -
ペットゲート
危険がたくさんあるキッチンへ、犬が立ち入るのをストップし、事故を防止。