台風・地震など災害に備えて、年に一度は住まいの点検をしておきましょう。
いざというときのために、家族で話し合っておくことも大切です。
家具の転倒やガラスが割れて破片が散乱すると、大ケガや逃げ遅れの原因になります。室内の安全点検を行っておきましょう。
- 倒れて出口をふさいだり、寝ているときに下敷きになってしまう場所に家具等を置かない。
- 家具は転倒防止器具などで固定。重いものは下に収納して重心を低くし、上下に分かれた家具は金具で連結する。
- 食器棚や窓のガラスにフィルムを貼り、飛散防止を。開き戸の扉は留め金などで震動で開くのを防止。棚板に滑り止めシートを敷き、収納物の飛び出しを防ぐ。
- テレビは滑り止め用マットを敷いたり、テレビ台に固定して飛び出し、転倒防止をする。
台風の被害は強風で飛んでくる木片や瓦の破片などによって外壁や屋根、窓ガラスが破損するケースも。台風シーズンの前に外まわりを点検しておきましょう。
- 庭やベランダは強風で物が散乱しないように片づける。
- 植木やテレビのアンテナなど飛ばされそうなものは固定する。
- 屋根は、瓦のひび割れ、ずれ、はがれがないか確認、修理しておく。
- 雑排水会所やバルコニーの排水口に詰まった落ち葉やゴミは取り除き、水はけをよくしておく。
- 雨戸やサッシがきちんとはまっているか、窓ガラスのひび割れがないか確認し、修理しておく。
いざというとき、あせらず行動できるよう確認しておきましょう。
- もしもの場合の避難場所と安全な避難経路、連絡方法を確認。
- 正確で役立つ情報を得るために自治体が実施している防災情報メールサービスなどに登録する。
- 停電に備えて懐中電灯や携帯ラジオ、乾電池などは、すぐに使える場所に置いておく。水が使えない時に備え、簡易トイレや紙皿、ラップ(食器に敷く)なども用意。
- 家族3日間分の食料・飲料水、避難時の非常用品持ち出し袋を準備。いずれも年に1度は点検し、必要なものを入れ替えたり、置き場所を確認しておく。