春先は花粉や黄砂が多いシーズン。そして気になるPM2.5…。
住まいの空気をきれいに保って、快適に過ごしましょう。
ホコリは花粉や排気ガス、土、砂ボコリ、昆虫の死骸など、窓からや服などに付着して家の中に入ってきます。また、衣類などから出る綿ボコリ、ペットの抜け毛、食品クズほか、ダニの死骸、カビの胞子、たばこの煙など、家の中でも発生します。
最近よく耳にするPM2.5とは2・5マイクロメートル以下の微粒子状物質のこと。スギ花粉30~40マイクロメートル、黄砂約4マイクロメートルと比べて、とても小さく肺の奥まで入りやすいといわれます。いずれも大気中に浮遊していますが、室内でも喫煙や調理、ストーブなどによりPM2.5サイズの微粒子が発生します。
よく晴れて気温が高い日や乾燥して風の強い日は、花粉や黄砂が多く飛んでいます。飛散情報に注意し、多く飛んでいる日は窓を開けての換気は避けましょう。
外から帰宅したときに衣類や髪に付着して花粉が室内に持ち込まれることも大きな原因。玄関で花粉をはらってから室内に入るようにしましょう。衣類は花粉がつきにくい表面がなめらかな素材がおすすめです。
洗濯物や布団を外に干すと、花粉などが付着して室内に持ち込むことになります。花粉の飛散が多い日は、外に干すのを避け、日当たりのいい窓辺に干したり、乾燥機を活用しましょう。
綿ボコリの発生しやすい衣類やタオル類はクローゼットにしまい、スリッパなどを革やビニールなどの素材に変えるのも一案です。調理中は換気し、室内での喫煙も避けましょう。
室内に浮遊する微粒子は、空気清浄機やエアコンの空気清浄機能を活用しましょう。HEPAフィルターなど高性能フィルターを採用したものが効果的です。
床に落ちたホコリは、家族が動き出す前の朝一番にペーパーモップやかたく絞ったぞうきんで拭き取ってから、掃除機をかけるのが効果的。いきなり掃除機をかけるとホコリを舞い上げてしまいます。