![[特集]住まいかた・暮らしかた わが家の書斎スペースを考えよう 自分だけの時間を過ごしたり、また家族と共有してコミュニケーションを楽しんだり…。書斎スペースといってもスタイルはさまざま。暮らしを豊かにする、わが家らしい空間づくりを考えてみませんか。](images/feature/title.jpg)
読書や趣味に打ち込んだり、仕事に集中したり、自分だけの時間を持つことで暮らしをより豊かに充実したものにすることができます。しかし、広々としたリビングやダイニングを中心としたオープンなプランが一般化し、書斎スペースなどのプライベート空間が確保しにくいのが現状です。独立した書斎スペースはむずかしくても、たとえば、リビングや寝室の一角などに、机一つ置けるスペースを確保できれば、自分の空間をつくることは可能です。
書斎をつくる際は、まず、そこでどんな時間を過ごしたいのかを考えることが大切です。家事の合間にパソコン作業や家計簿をつけたい、本をゆっくり読みたい、音楽を聴きながら趣味を楽しみたいなどの目的によって、それぞれ適した配置場所や空間が違ってきます。また、家族と共有の書斎コーナーを時間帯で使い分けたり、ときには親子で一緒に時間を過ごすのもよいでしょう。
家事動線を考えて配置したデスクコーナー。家計簿をつけたり、忙しい家事の合間にひと息ついたりできるスペースに。
寝室の傍らに設けた書斎コーナーでは、一日の終わりに読書をしたり、日記を書いたり、リラックスタイムを過ごすスペースに。
狭くても自分だけの書斎スペースが欲しい場合は、デスクと書棚が設置できるだけのスペースを確保して、独立した空間に。
階段の踊り場に設けたデスクコーナーは、家族共有のオープンなスペース。リビングにいる家族の気配を感じながら、仕事やパソコン作業ができます。
家族みんなで共有できる「学びの場」「趣味の場」としてリビングやダイニングの一角にデスクコーナーを設けると、書斎スペースとしても活用でき、コミュニケーションスペースとしても役立ちます。親子で使える長めのカウンターを設置し、地図や図鑑、辞書などを揃えて親子で調べ物や読書ができるライブラリーに。親がパソコン作業をしているそばで、子どもが宿題をするなど、小さなうちは勉強コーナーとしても活用できます。
家族みんなで共有できるライブラリーデスク。
教科書や教材などもしまえる子ども専用のワゴンも。
家計簿をつけたり、ネットショッピングをするなど家事にも欠かせないパソコン。ダイニングテーブルで作業をすることもできますが、きちんとした専用のカウンターがあれば効率もアップし、すっきりと片づきます。たとえばキッチンのそばに設置すれば、家事の合間にも作業ができ、ためてしまいがちな書類等もまとめて整理しておくことができます。ダイワハウスではパソコン環境を快適にするオリジナルのPCカウンターをご用意しています。
小物を収納するアクセサリーボックスを、座ったまま手の届く位置に設置。
使わないときはノートパソコンを収納できるサブカウンター。
デスク下に配線やPCアダプター、CDやDVDなどを収納できるアクセサリーカウンター。
パソコンワークのための快適な空間をつくるPCカウンター。雑然としがちな配線や小物類を収納し、すっきりと使いやすいように配慮。
独立した書斎を設けることができない場合も、住まいの中のデッドスペースを上手に使うことで実現可能です。リビングや寝室などの一角を収納棚などで間仕切ったり、階段下や踊り場、納戸やウォークインクローゼットなどのちょっとしたスペースにデスクを設置するだけでも書斎コーナーができ上がります。また、和室やロフトなど使っていないスペースの活用も検討してみましょう。
階段下のデッドスペースを活用したデスクコーナー。
向こう側の気配を感じながらゆるやかに空間を仕切ることができる間仕切り収納で、リビングなどの一角に書斎コーナーをつくる。
和室に文机、吊り戸棚を組み合わせた書斎コーナー。