夏は汗をよくかき、洗濯物も多い時期です。衣類を傷めず、清潔に保つ洗濯のポイントをご紹介。
衣類についた汗は時間が経つと、菌がたんぱく質や皮脂汚れを分解し、ニオイの原因になります。汗をかいた後の衣類は、なるべく早く洗うことが大切です。また、汚れをしっかり落とさないと、衣類が乾いた後もニオイが残り、黄ばみの原因となります。
シャツの衿ぐりや袖口についた皮脂汚れは、固形石けんをこすりつけ、古歯ブラシで軽くこすって汚れをかき出します。洗濯機で洗う前に予洗いすることで、頑固な汚れも落ちやすくなります。
綿やポリエステルの白いシャツなどの黄ばみは漂白をして取り除きます。40~50度の湯に酸素系漂白剤を入れて30分ぐらい浸けてから洗濯します。ひどい黄ばみ部分は漂白剤を直接塗ってから浸けおきすると効果的。色物は色落ちしてしまう場合があるので、クリーニング店へ。
洗濯物は洗濯機から取り出したら、干す前にたたんで10分ほどおき、シワを伸ばします。シワが伸びにくい、麻や綿などの素材は脱水を軽めにします。
紫外線の影響で、衣類の染料が分解され、色あせを起こしてしまうことがあります。特に綿素材の濃い色の衣類は注意。直射日光が当たらない場所に干しましょう。
水着によく使われるポリウレタンという繊維は、塩素や塩分に弱いので、着替えたらその場で水洗いを。ポリ袋に入れて密封すると蒸れて生地が傷むので、タオルに包んで持ち帰ります。帰宅後は、ネットに入れて洗濯機で洗い、脱水時間は短めに。直射日光が当たらない場所に干します。