暑くなると窓を開けっぱなしにしたり、戸締まりが甘くなりがち。わが家の防犯対策を見直しましょう。
1階でなければ大丈夫と窓を開けっぱなしにしていませんか。一戸建て住宅の侵入盗の侵入口で一番多いのは窓。無施錠を狙った侵入も多いので、外出時だけでなく、部屋を離れるときや就寝時もしっかり施錠を。また、2階への足場となる脚立やポリバケツなどを置かないようにしましょう。
侵入盗は侵入に時間がかかるとあきらめる傾向があるので、開口部に近づきにくい工夫を。施錠は2ロックにし、植栽はトゲのあるヒイラギやガサガサと音がなるツゲ等を。歩くと音が出る砂利を敷いたり、自動センサーであかりがつくライトの設置も効果的です。
旅行や帰省など、家族で長期の留守にするときは、新聞や郵便物の配達を止めておきます。また、タイマーで自動点灯できる照明器具などで在宅を装ったり、留守番電話は設定せず、携帯電話に転送するなどの対策もしましょう。
夏休みは子どもだけで留守番する機会も多くなりがち。玄関ドアや窓はしっかり施錠して、エアコンで適温に。来客があってもドアを開けない、電話には出ない(出るときはナンバーディスプレイを確認する)、火は使わないなど、ルールの徹底を。緊急時の連絡先も決めておきましょう。
侵入盗が犯行をあきらめる一番の理由は、人に声をかけられたり、見られること。ふだんから近所の人との交流を大切にし、留守にする際は、さりげなく目を配ってもらえるように声をかけておきましょう。