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これからの大規模地震に備える、次世代防災について考えるシリーズ4 「ココゆれ」で、家の“ゆれ疲れ”と“心のゆれ疲れ”に備える

TRY家コラム「これからの大規模地震に備える、次世代防災について考えるシリーズ」では、地震が家や人に与えるさまざまな影響について取り上げています。Series2では関西大学社会安全センター長 河田恵昭先生より、「揺れで家がトラウマの場所になる」悲しい事例について紹介、Series3では群馬大学 片田敏孝先生より「リスクに立ち向かう心構え」について紹介してきました。今回は、9月1日の「防災の日」に合わせて当社が行った、「防災意識についてのアンケート調査」から“人のゆれ疲れ”の声を紹介し、事前にリスクを踏まえたうえで、最適な住宅を建築するための方法について考えていきます。

家だけではなく人にも“ゆれ疲れ”の症状が

熊本地震は、同じ場所を震度7が2回も襲うという観測史上初めての地震でした。建物が何度もの揺れでダメージが蓄積する“ゆれ疲れ”の状態に陥り、その結果、倒壊した家屋も多くありました。さらに、被災者の多くが「疲れがとれない」「食欲がわかない」「眠れない」などの症状を訴え、建物の“ゆれ疲れ”と同様、人も“ゆれ疲れ”の状態に陥っていたことがわかりました。

2016年8月にダイワハウスが行った「防災意識についてのアンケート調査」でも、“人のゆれ疲れ”の症状を経験している人が多く見られました。震度5以上の地震を経験した人の、なんと5割以上が地震の揺れの影響で体調不良や、精神的なストレスを感じた経験を持っていました。

“人のゆれ疲れ”は、個人によって、地震の状況によって症状が異なります。代表的なものは、「地面が揺れていないのに、揺れているように感じる」という船酔いのような症状。強い揺れや絶え間なく続く余震で、三半規管が刺激を受けて一時的な自立神経失調状態となり、常に揺れている感じが続いて、その結果、めまいを感じたという方もいました。

そして、大きな精神的なストレスとなったのは、家の倒壊に対する恐怖感。強い揺れによる家の軋む音や、家具が倒れたり、飛んできたりするのを経験したことにより、家自体を凶器に感じるほどの恐怖を感じた人が多くいました。熊本地震や2004年の新潟中越地震では、家の恐怖から多くの人が車中泊を続け、エコノミー症候群などが問題となっています。

さらに、これらのストレスが蓄積して、不眠症や動悸、胃炎など、様々な体調不良を訴える人も多くいました。

“人のゆれ疲れ”は、大きな揺れに加えて、多くの余震が続く場合に見られるようです。熊本のようにいくつも断層が走る地域では、ひとたび大きな地震が起きると、連鎖的に地震が続く可能性があります。その意味で、自分が住む地域の断層情報などにも目を光らせる必要があると考えられます。また、「震災が発生した時に、自宅にいる家族が心配」など、「地震発生時に、離れた先にいる家族を守れない」ことに対しても、多くの方が不安を感じていると回答されたことからも、普段からの「備え」が、対策のヒントとなりそうです。

「心のゆれ疲れ」についてのアンケート回答

アンケートで、「心のゆれ疲れ」に該当すると思われる回答には、次のようなものがありました。

◆震度5以上の地震経験者(n=699)における、地震の揺れが引き起こす「心のゆれ疲れ」

「地面は揺れていないのに、揺れているように感じる」

  • 揺れていないのに揺れているようなめまいが起きた。(男性 38歳/東京都)
  • 余震によって常に揺れているような感覚が続いた。(男性 33歳/大阪府)
  • 阪神淡路大震災のあと、地震じゃなくても揺れているような錯覚がしばらく続いた。(男性 40歳/大阪府)
  • 東日本大震災で、余震が多かったので、余震がきてなくても、揺れている感じがしてしまった。(女性 32歳/茨城県)
  • なんとなく常に揺れているような感覚になる。 大地震が来るのではないかといつも不安になる。(男性 36歳/福岡県)
  • 地震前に地鳴りが聞こえるのが、それは飛行機の通過音に酷似しているので、飛行機が通るたびにドキドキし身構えてしまう。(女性 59歳/愛知県)
  • 近くをトラックなどが通過して揺れても地震ではないかと不安になる。(男性 32歳/奈良県)
  • 子どもがトラウマになってしまって、風で窓が揺れても怖がっていた。(女性 34歳/大分県)
  • 震度2程度の小さな揺れでも、敏感になった。特に就寝中の場合は、不安で眠れなくなるほど心配してしまうようになった。(女性 39歳/愛知県)
  • ぎしぎしという音と揺れ、家がくずれるかと思った。今も忘れられない。今でも小さい揺れさえ、大きくなるのではないかと、思考もとまり、動けなくなる。(女性 50歳/滋賀県)
  • 予震がくる度に、携帯電話の地震速報のアラームが鳴る度に、また大きい地震が来るのではと、ドキドキしていた。(女性 33歳/福島県)

「家の中にいるのが怖い」

  • 家具が倒れたり、飛んでくるのではと想像すると、家にいるのが怖くなった。(男性 34歳/北海道)
  • 次に少しでも揺れたら、家が倒壊するのではないか、という恐怖心が付きまとった。(男性 46歳/宮崎県)
  • 家にいるのが怖くなり外に出て公園行って暫くじっとしていようと思う。(男性 53歳/東京都)
  • 強い揺れによって家屋の倒壊を連想し強いストレスを感じ一時家にいるのが怖くなった。(男性 59歳/東京都)
  • 家具などの揺れが大きいため、モノが壊れないか不安におちいった。(男性 42歳/福岡県)
  • 繰り返す地震の揺れで1週間くらい不眠症になった。(女性 27歳/大分県)

「めまい・睡眠不足などの体調不良。切迫早産になった人も」

  • 地震があったのが夜なので毎日暗くなると思い出し寝る時も電気を消せなくなった。(女性 43歳/熊本県)
  • 船酔いのような感じと強い恐怖感。(男性 58歳/奈良県)
  • 自律神経が乱れて体調不良になった。(女性 35歳/山梨県)
  • 恐怖で萎縮性胃炎。(男性 59歳/愛知県)

「職場でのトラブル・人間不信など、仕事にも悪影響」

  • 地震があった時の周りの対応(職場にいた)についてあまりに非人間的な部分を感じて、その後揺れるたびにそのことを思い出してしまう。(女性 33歳/北海道)
  • 会社の対応が悪く仕事しながら逃げ遅れてしまうんじゃないかと不安になる。(女性 34歳/新潟県)
  • 安全対策に対する周りからのプレッシャー、復旧作業の迅速さを求められ、何も手につかなくなる。(男性 45歳/宮城県)
  • 3.11を経験して、仕事が出来なくなり、本当に戦後の様な生活をした時に、お家に引きこもる事しか出来ない。買い物に行っても、物が無い。出かけられない。仕事が出来ないのが、凄くストレスでした。(女性 31歳/岩手県)
  • 震災の影響で当時一緒に働いていた同僚数人が解雇されました。今でも緊急地震速報が鳴ると当時のことを思い出し、怖くなり気分が落ち込みます。(女性 36歳/山形県)

◆「防災意識に関するアンケート調査」の概要

  • 実査時期:2016年8月6日(土)~2016年8月7日(日)
  • 調査方法:インターネット調査
  • 回答者数:全国1035名

ニュースリリースはこちら

住む地域の地震リスクを把握することが大切

人と家の“ゆれ疲れ”に備えるためには、まず自分が住む地域の地震のリスクを知ることが必要ですが、どれくらいの人が自分の居住地域の地震リスクについて正確に把握しているのでしょうか。同じアンケート調査では、地元の自治体が作成している「ハザードマップ」などの認知率は低く、全国的に自分の地域の地震のリスクや被害想定について知識が不足していることがわかりました。

全国の自治体では地震の被害予測がひと目でわかるハザードマップを作製し、配付しています。そして、多くの自治体では自治体のホームページなどにアップされ、簡単にダウンロードできるようになっています。ただし、これらは情報量が膨大で若干わかりにくいのが難点。ダイワハウスでは、誰もが簡単に居住地域の地震発生確率や予測震度などのリスク情報を確認できる地震危険度評価ツール「ココゆれ」のサービスを提供しています。

「ココゆれ」を活用して住んでいる地域のリスクを把握

「ココゆれ」は、ITシステムを活用し、任意の地点を入力すると、5年先から50年先まで5年単位の地震の発生確率(5弱以上~6強以上)と付近の断層情報(予測震度・マグニチュード・発生確率など)を解析し、約30秒で予測できるツールです。近年の余震が繰り返される地震における“ゆれ疲れ”の警鐘をならし、お客様の防災意識を高めていただくために、2014年よりサービスを開始しました。

これから家を建てる人にとっては、家の寿命といわれる40年先、50年先までの間に、何回大きな地震が来る可能性があるかを知っておきたいものです。それについても簡単に確認することができるのがこのツールの特長です。

まずは、「ココゆれ」を活用して、住んでいる地域の地震リスクを知り、人と家の“ゆれ疲れ”に備えましょう。

STEP1 お客さまの居住地を選択。(都道府県・市町村・町丁目)STEP2 ご希望の結果表示期間を選択。(5年間~50年間:5年単位)評価解析 震度の発生確率、付近の断層情報(予測震度・距離・深さ・マグニチュード・発生確率)を表示。

※「ココゆれ」診断は、お近くのダイワハウス展示場で出来ます。

住む地域のリスクを把握した上で、安全な家を建てる

50年間に複数回の大きな地震に遭遇する可能性はぬぐえません。その間、安心して家に住み続けるために、想定される地震のゆれ疲れ対策を考えた家選びがベストといえるでしょう。

当社が2014年に発表した「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」は、繰り返す地震から発生する“ゆれ疲れ”の影響を考慮し、エネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST」を新たに開発して、標準搭載しています。繰り返し発生する大地震による揺れを抑え、新築時の耐震性能を維持することで、地震後のダメージを最小限に抑えることができます。

ダイワハウスの家づくりの専門家チーム「Team-xevo(チーム・ジーヴォ)」では、建築士や施工技術者など、あらゆる分野の専門スタッフがチームを組み、地盤調査からエリア・土地に応じた安全で快適な家の建て方をコンサルティングしています。お客様それぞれの地域やご希望などを考慮した、“ゆれ疲れ”に強く、長い間安心して住むことができる家づくりをサポートしています。

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