大和ハウスは1955年の創業以来、高品質な住宅を迅速に提供する「建築の工業化」 を経営理念に、わが国初の工業化住宅を発売し、戦後の住宅供給に大きな役割を果たしてまいりました。半世紀近い歴史の中で、当社の事業領域は住宅事業を中心に、店舗やオフィスビル等の建築請負事業、さらに暮らしに潤いを与えるリゾート事業やホームセンター事業など生活基盤全体へ拡大し、連結子会社32社(2001年3月末現在)を擁する企業体へと発展しております。
2001年3月期の連結業績は、売上高は1兆162億36百万円(前期比6.9%増)に増加しましたが、当期純利益は退職給付引当金の積増しを実施したため、62億56百万円(前期比64.1%減)となりました。
当社は新世紀のスタートに当たり、グループ全体の競争力をさらに強化し、お客様へより魅力ある生活価値をご提供することを目指し、本年4月、持分法適用関連会社で木質系住宅やマンション事業に強みをもつ「大和団地株式会社」と合併いたしました。経営資源の適正配分やコーポーレートガバナンスの強化はもちろん、営業力・商品力・サービス力など、あらゆる面で合併効果を最大限に生かしながら、業界における地位、競争力を一段と高め、株主のみなさまのご期待に全力でお応えしてまいります。
当社グループは今後も、環境と共生し時代の変化に機敏に対応しながら、さらに大きく飛躍してまいります。このアニュアルレポートを通して、新たな成長にチャレンジする私どもの業績・事業ビジョンをご覧下さい。株主のみなさまにおかれましては、当社グループにより一層のご期待と、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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