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昨年度、私は将来の大きな成長のために、財務面の足場を固める決断をし、創業以来の赤字を計上させて頂きました。この一年は、その約束を実行していく最初の年となりました。
当年度の業績は、連結売上高が前年度比3.4%増の1兆2,246億円となり過去最高を更新、営業利益は同31.8%増の596億6,000万円となりました。純利益につきましても、372億5,600万円の黒字を計上することができ、ご支援頂きました株主の皆様に、グループトップとして深くお礼を申し上げます。
財務面においては、さらに資産内容を精査し、販売用土地建物の評価損や固定資産減損損失を特別損失として処理したほか、グループ内で残っている有利子負債を45億2,500万円削減(連結期末残高15億1,200万円)し、グループ無借金経営を進めました。
以上より、当期の配当につきましては、1株5円増配し15円とさせて頂きます。また、3年前に一旦中断致しました株主優待制度も、内容を見直し再開させて頂きました。私たちの成長は、日本経済の回復と比べても高い結果となり、株価も前期末比2倍の水準となるなど、皆様のご期待にお応えすることができたと考えております。
新年度からは、さらにグループ経営体制を強化致します。私、樋口が大和ハウス工業会長&CEOとして、同社長&COO村上、同副社長&CFO小川と共に、さらなる株主価値の向上を目指します。私たちは高い収益性、誠実な経営、新技術・新規事業への挑戦でグループ価値を高め、グローバル企業に比肩するROE約15%の実現を指針に、2005年度連結売上高1兆5,000億円、2010年度2兆円という目標に向かって進んでまいります。
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代表取締役会長 |
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