 |
活発な設備投資、集約・多機能化が進む物流施設、 HACCPシステムの導入等による食品工場の安全衛生管理など、ビジネス建築にも新たな需要が生まれています。私たちは、物流効率向上の企業ニーズを捉え、物流センター統廃合や受配送拠点の再配置に関わる受注を促進し、単体の売上高は前期比18.4%増(988億円)と大きく伸びました。特に当期は、高い建築技術とコンサルティング力で、厳格な温度・品質管理が要求されるアパレル関係の倉庫や、食品卸売業向けの大型物流センターなどに注力しました。
医療や高齢者介護・福祉分野の調査・研究から企画設計・施工・運営計画まで一貫した事業コンサルティングを行うシルバーエイジ研究所では、病・医院や老人保健施設などの建築実績が970件(前期比35.5%増)・約350億円に達しました。日本では、2010年には65歳以上の高齢者比率が総人口の22%に、そのうち痴呆性高齢者の数は2000年の1.45倍に達すると予測されており、小家族化が進む中で、良質な介護サービスと施設へのニーズが高まると考えられます。特に、昨年の厚生労働省方針で示された、通所介護や一時宿泊などを24時間提供する小規模多機能のサービス施設など、新しいタイプの介護施設が注目されています。私たちはこれからも、豊富な実績を誇る介護付き有料老人ホーム、グループホーム、デイサービスセンターから、新しいタイプの多機能ホームまで、確かなソフト力と建築技術で、街並みと共存し、入居者が暮らしやすい施設の提案を続けていきます。 |
|
 |