トップ > PREMIST LIFE > 2015年6月号【趣】親子でおそうじコミュニケーション

PREMIST LIFE

趣 Interest 活き活きと豊かに輝き続けるために

親子でおそうじコミュニケーション 楽しいから続けたくなる! 遊び感覚で身につく習慣
「見せるアイテム」なら小まめに使える
「見せるアイテム」なら小まめに使える
バットみたいに縦に絞ると力が入る!
バットみたいに縦に絞ると力が入る!
はたきをかけたら床をササッと拭こう
はたきをかけたら床をササッと拭こう

家族みんなが笑顔で気持ちよく暮らすために、お部屋はいつもきれいにしておきたいもの。けれど、「おそうじが苦手」というお子さまも少なくないようです。梅雨時で家にいることが多くなる今こそ、楽しみながらおそうじ習慣を身につけるチャンス! 家事セラピストの高麗(こま)朋子さんと一緒に、さっそく始めましょう。

  • 「おそうじ、しなくちゃ…」を 「してみたい!」に変える魔法。
  • まずは、自分のお部屋から! はたきで「空気をパタパタ」。
  • ホイップクリームみたい! 手づくりの「もこもこ洗剤」。

「おそうじ、しなくちゃ…」を
「してみたい!」に変える魔法。
「おそうじ、しなくちゃ…」を「してみたい!」に変える魔法。

「おそうじを「家事」ではなく、みんなのコミュニケーションにつながる「お楽しみ」にしてしまおう!という高麗さん。まずはアイテム選びで、おそうじ気分を盛り上げることからスタートです。用意されたのは、カラフルなイラストが描いてあるぞうきんやスポンジ。「こんなの、おうちでも学校でも使ったことないよ!」と子どもたちが目を輝かせます。

アクリル毛糸のたわしはかぎ針で編んでもいいけれど、手のひらにぐるぐると数十回巻いて真ん中を結んだ「ポンポン」なら、子どもでも簡単につくれます。水だけでおそうじできるマイクロファイバーぞうきんやセルローススポンジと一緒に、汚れやすいところにスタンバイ。これで、「汚れたらすぐに拭く」習慣が、楽しく身につきます。

まずは、自分のお部屋から!
はたきで「空気をパタパタ」。
まずは、自分のお部屋から!はたきで「空気をパタパタ」。

自分のお部屋は、自分でおそうじする習慣を身につけたいもの。でも子ども部屋はこまごまとしたものが多く、ほこりがたまりがちです。そんなときの強い味方が、実は「はたき」。日本の伝統的なおそうじアイテムですが、今ではあまり見かけなくなりました。子どもたちも「初めて見た!」と興味しんしんです。

使い方のポイントは、パタパタと空気だけを動かすこと。棚や飾ってあるものにぶつけないよう注意して、空気の流れでほこりを追い出します。さあ、高麗さんと一緒に、パタパタ、パタパタ。

「うん、上手にできてるよ。その調子」「おもしろーい!」 あとは床に落ちたほこりを、好きなぞうきんでササッと吹くだけ。簡単で楽しいので、これなら毎日続けたくなります。だから、ほこりが積もらなくなるのです。

ホイップクリームみたい!
手づくりの「もこもこ洗剤」。
ホイップクリームみたい!手づくりの「もこもこ洗剤」。

最後に高麗さんから、手づくり洗剤のつくり方を教えていただきました。コップなどに「重曹4:液体せっけん1」の割合で入れて混ぜ、お酢を少々たらします。すると泡がもこもこと立って、まるでホイップクリームのよう。これでシンク周りなどをおそうじするとピカピカに! 子どもたちも大満足です。

おそうじの習慣づけのポイントは「楽しい、簡単、気持ちいい」という高麗さん。実は意外なことに、もともとはおそうじが大の苦手だったとか。「だからこそ、楽しむコツがわかるんです」と笑顔で語ってくださいました。

家事やお手伝いではなく、遊び感覚でできる「おそうじコミュニケーション」。今日からさっそくいかがでしょうか。
※もこもこ洗剤はアルミや天然素材のものには使用できません。ご注意ください。
※ベーキングパウダーは重層を料理用に改良したものなので、お掃除には重層のほうが適します

監修/取材協力:「暮らしやすく」家事セラピスト 高麗朋子(こま・ともこ) 監修/取材協力:「暮らしやすく」家事セラピスト 高麗朋子(こま・ともこ)

http://kurasiyasuku.jimdo.com/

「かろやかに、しなやかに、ほがらかに」をモットーに、ちょっとしたひと手間で暮らしが大好きになるサポートを行う。個人のライフスタイルに沿った整理収納片づけを提案する「選ぶ!片付けセラピー」の他、全国各地で片づけ講座、お掃除講座、こどもお手伝い講座、アドバンスカラーセラピーなどを開催。1級整理収納アドバイザー、 1級整理収納清掃コーディネーター、 1級家事セラピスト。