トップ > PREMIST LIFE > 2015年12月号【食】クリスマスケーキを作ろう!

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クリスマスケーキを作ろう!子どもたちと一緒に作れば、家族で過ごす聖夜がもっと盛り上がります。
オーナメントとしても人気のジンジャークッキー
オーナメントとしても人気のジンジャークッキー
クッキーを積み重ねてクリスマスツリーに
クッキーを積み重ねてクリスマスツリーに
デコレーショングッズで楽しく盛り上げて
デコレーショングッズで楽しく盛り上げて

クリスマスのお楽しみといえば、サンタさんのプレゼントとクリスマスケーキ。お店に並んでいるケーキも素敵ですが、今年は子どもたちと一緒に手作りしてみませんか。少しくらい見た目のバランスが悪くても、みんなで作ったケーキの味は格別。楽しい思い出にもなるはずです。

  • イチゴのショートケーキだけじゃない 伝統的な世界のクリスマスケーキ
  • 初心者でも失敗知らず! 「ブッシュ・ド・ノエル」に挑戦
  • クリスマスプレゼントにもおすすめ 子どもに使いやすいクッキング・ツール

イチゴのショートケーキだけじゃない
伝統的な世界のクリスマスケーキ
イチゴのショートケーキだけじゃない伝統的な世界のクリスマスケーキ

木の形をした「ブッシュ・ド・ノエル」は、日本でもよく見かけるようになりましたが、元をたどるとフランス生まれ。その発祥は「貧しい青年が恋人へのクリスマスプレゼントに薪を贈った」「クリスマスに燃やした薪の灰が厄除けになる」など諸説あります。ドイツ生まれの「シュトーレン」は、クリスマスの準備に入る「アドヴェント」の季節に、少しずつスライスして食べる発酵菓子です。レーズン、オレンジピールなどが入ってほんのり甘い「パネトーネ」は、パネトーネ菌を使って発酵させるのが特徴。イタリアミラノ発祥といわれますが、イタリアから移住した人たちによって、現在ではブラジルでも広く親しまれているそうです。

初心者でも失敗知らず!
「ブッシュ・ド・ノエル」に挑戦
初心者でも失敗知らず!「ブッシュ・ド・ノエル」に挑戦

定番のショートケーキは、スポンジケーキをふんわり焼くのが意外と難しいので、初心者にはハードルが高いようです。そこで今回は、子どもたちでも楽しく作れる「ブッシュ・ド・ノエル」をご紹介します。ポイントは、焼き上がった生地をロール状に巻いてから、冷蔵庫でしっかり休めること。全体に味がしみ込み、形も安定するので、スポンジケーキがあまり上手に焼けなくてもおいしく仕上がります。

<材料>
ロールケーキ生地
 ・薄力粉 30g
 ・グラニュー糖 35g
 ・ココア 6g
 ・ベーキングパウダー 2g
 ・卵 2個
チョコレートクリーム
 ・チョコレート 100g
 ・生クリーム 200ml
いちご
シロップ

 ・キリシュ 小さじ1
 ・砂糖 大さじ1
 ・水 大さじ2

<作り方>
1)ロールケーキの型(20×20)にオーブンシートを敷き、卵は卵白、
 卵黄に分けておく。薄力粉、ベーキングパウダー、ココアをよく混ぜふるっておく。
2)ボウルに卵黄と半量のグラニュー糖を入れ、白っぽくなるまでしっかり混ぜる。
3)別のボウルに卵白を泡立て、残りのグラニュー糖を3回に分けて加えながら
 泡立て、しっかりしたメレンゲを作る。
4)2に3の3分の1量を加える。よく混ぜてから3に戻し、メレンゲの泡をつぶさないように
 混ぜる。
5)4に、3回くらいに分けて粉類をざっくりと混ぜ、型に流し込む。
6)200度に温めたオーブンで7~8分焼く。焼きあがったら、オーブンシートを敷いた
 ケーキクーラーの上にひっくり返し、冷ます。
7)チョコレートをボウルに入れ、湯せんにかけ溶かし、人肌まで冷ます。
8)生クリームを6分立てにし、7を加え混ぜる。(混ぜすぎると分離するので注意)。
9)6にシロップを塗り、さらにチョコレートクリームの半量を塗る。その上に半分に切った
 いちごを3列に並べて巻く。オーブンシート、ラップで包んだら、冷蔵庫で2時間以上休ませる。
10)両端を斜めに5センチほど切る。残りのチョコレートクリームを塗り、切った端も載せて
 チョコレートクリームを塗り、冷蔵庫で30分休ませる。
11)フォークで木の感じを出すように模様付けし、お好みのデコレーションを施したら
 出来上がり。

クリスマスプレゼントにもおすすめ
子どもに使いやすいクッキング・ツール
クリスマスプレゼントにもおすすめ子どもに使いやすいクッキング・ツール

子どもたちと一緒にお菓子作りをする際、あると楽しいのが、子ども用のクッキング・ツールです。最近は、小さな手で使いやすく、安全にも配慮されたツールがいろいろ出ています。この機会に、お菓子用の型抜きだけでなく、包丁やマッシャーなども入った本格的なセットを揃えてみてはいかがでしょう。自分専用の「マイ調理器具」を手にすれば、子どもたちの興味やヤル気がグンっとアップすること間違いなし。お菓子や料理作りは、子どもたちの心を豊かに育む「食育」になると同時に、親子のコミュニケーションのスパイスにもなるといいます。将来の名パティシエの芽が、ここから育まれるかもしれませんね。

監修/取材協力:
上島亜紀
監修/取材協力:上島亜紀

料理家。パン講師、食育アドバイザー、アスリートフードマスター取得。簡単に作れる家庭料理からおもてなし料理まで幅広く提案している。「一度にたくさん作ると美味しい 煮込み料理」(成美堂出版)ほか著書多数。
blog『めがねキッチン』 http://ameblo.jp/aqep/