プレゼントをもらったときに、そのラッピングを見て、相手が自分に向けてくれた気持ちに嬉しくなった体験はありませんか?
ちょっとしたことで、贈る方も、贈られる方も心がもっと通いあう。それがラッピングの醍醐味です。ぶきっちょさんでも、あなたらしさが出ていれば十分素敵なラッピングになるのです。
贈り物をするとき、お店の包装だと味気なかったり、型にはまった感じがして、もう少し自分らしさを出したいと思う時がありませんか?だからといってラッピングは苦手で……という人もいますよね。ラッピングの一番大事なことは、心を包むこと。
過剰な包装は必要ありません。
和紙や大きめのきれいな紙にメッセージをたくさん書いたら、
まるでデザイン紙。包みを開いたらメッセージが溢れているというのも素敵な仕掛けです。
ラッピングはこちらの思いやセンスを込めることができて楽しいものです。相手やシチュエーションによって、素材や色、トーンをかえると、より心が伝わるものになるでしょう。
目上の方には、和紙やクレープ紙(ひだ加工のある紙)など品のある紙質。友人にはカジュアルな素材にアクセントをつけてくすっと笑いを誘う遊びを。また小さい子には瓶にいろいろ詰めればまるで玉手箱。蓋に目をつけてお茶目なラッピングの出来上がり。
最近はクリスマスのラッピング用紙も豊富。でも、せっかくなら子どもが自由に遊ぶ包みのほうが楽しさを増します。
白い箱をそのままキャンバス代わりに。
子ども自身がフェルトを切って作ったクリスマスモチーフや、好きなシールを貼ったり、賑やかにデコレーションすれば立派なラッピング。
クリスマスカラーのリボンを使えば全体がまとまります。
絵の好きなお子さんには直に描いてもらうと、さらに味わいが出てユニークなものになりますね。
「目線を少し上げて心豊かな日常を」をコンセプトに、暮らしにまつわるさまざまな企画を行うギャルリーワッツ主宰。(www.wa2.jp)
著書に『おしゃれにラッピングブック 贈り上手のギフトアイデア』大泉書店