トップ > PREMIST LIFE > 2016年6月号【住】心うるおうアクアリウムの世界

PREMIST LIFE

住 Residence  暮らしを紡ぐ住まいのエッセンス

心うるおうアクアリウムの世界 つくって楽しむ、美しく幻想的な自然の風景
ビギナーでも丈夫で飼いやすいアカヒレ、ヌマエビ
ビギナーでも丈夫で飼いやすいアカヒレ、ヌマエビ

ビギナーでも丈夫で飼いやすいアカヒレ、ヌマエビ

大き目のワイングラスやブランデーグラスでも
大き目のワイングラスやブランデーグラスでも

大き目のワイングラスやブランデーグラスでも

深い容器のレイアウトに便利なハサミやピンセット
深い容器のレイアウトに便利なハサミやピンセット

深い容器のレイアウトに便利なハサミやピンセット

お部屋に涼しげな雰囲気をプラスしたいと思ったら、美しくきらめく水の世界「アクアリウム」をつくってみませんか? 水槽のなかの小さな自然は、見るたびに癒しをもたらしてくれます。初心者でもすぐに楽しめるレイアウトやお手入れの方法について、アイデアあふれるアクアリウムを提案している早坂誠さんにうかがいました。

  • 水草だけでもダイナミック。手軽に始められるアクアリウム
  • お気に入りのフラワーベースなどで癒しのインテリアに
  • 水草と石、流木を組み合わせて、アクアリウムをつくってみよう

水草だけでもダイナミック。
手軽に始められるアクアリウム
水草だけでもダイナミック。 手軽に始められるアクアリウム

「アクアリウム」とは、水槽などで水草や魚を飼って楽しむこと。水槽と聞くと、専用の装置が必要で手間もかかると思われる方が多いかもしれませんが、早坂さんがおすすめする初心者向けのアクアリウムは、水草を中心としたレイアウト。つくり方も簡単で、あとは毎日少しずつ水を替えるだけという手軽さも魅力です。

種類が豊富な水草は、色や形、大きさもさまざま。組み合わせ次第で自然の風景そのもののような奥行きが生まれます。流木や石も加えることで、こんなにダイナミックな世界に。もちろん、魚やエビを仲間に加えることもできます。

お気に入りのフラワーベースなどで
癒しのインテリアに
お気に入りのフラワーベースなどで癒しのインテリアに

容器は本格的な水槽でなく、ガラスの器があれば十分です。フラワーベースやグラスなどお気に入りのデザインの器を選び、インテリア感覚で楽しみましょう。直射日光が当たるとコケがつきやすいので、置く場所だけはご注意を。強い陽射しが入る窓辺や、極端な温度変化のある場所は避けてください。

リビングテーブルに大き目のアクアリウムを置いて、きらめく水の世界をゆったりと眺めたり、玄関や寝室などのコーナーに手のひらほどのかわいらしいアクアリウムを飾ったり…。やさしく揺らめく水草の風景がひとつあるだけで、空間全体が心地よい空気に包まれます。

水草と石、流木を組み合わせて、
アクアリウムをつくってみよう
水草と石、流木を組み合わせて、アクアリウムをつくってみよう

さっそくアクアリウムをつくってみましょう。ここではレトロモダンな電球型のフラワーベースを選びました。 まず、アクアリウム用の底砂を入れます。3~5cmの深さにすると見た目が重くならず、水草も安定します。さらに水草用の肥料を入れ、流木や小石をレイアウト。あとで水草を差しこむので、ここでは入れ過ぎないのがポイントです。それから水を入れます。 水草を差しこむときは、後ろ側の水草は長く、手前は短くして高低差を出すと、立体感のあるイキイキとした風景に。最後に筆で砂の表面をならしたら完成です。 1週間ほどで水草が安定するので、淡水魚を入れることもできます。

小さな自然を描けるアクアリウムの世界で、ぜひあなたも心うるおうひとときを。

監修/取材協力:
早坂 誠
監修/取材協力:早坂 誠

有限会社エイチ・ツー代表取締役。日本を代表するレイアウターのひとりで、フラワーベースアクアリウムなどアイデアに満ちた創作を行っている。2011年、渋谷区神山町に水草と熱帯魚のセレクトショップSENSOUSをオープン。コミュニケーションアート専門学校水族館・アクアリスト専攻講師。

有限会社エイチ・ツーホームページ

http://www.h2-l.jp/