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壁••住戸内の壁の下地(住戸間の壁を除く)には、原則としてプラスターボード(石膏ボード)を使用しています。プラスターボードは比較的柔らかく、家具などがぶつかると破損しやすいため、ご注意ください。••プラスターボードは、釘やビスを打っても簡単に抜けやすい素材です。額や時計(軽いもの)などを取り付ける際は、市販のプラスターボード用フックやボードアンカーといった、荷重に対応した専用の金物をご使用ください。••住戸間の壁は共用部分にあたりますので、ビスや釘などは打たないでください。クロス••壁の表面のクロスには、ほこりや汚れがつきやすく、よく目立ちます。ハンディモップなどを使用して、ほこりをこまめに取り除いてください。••クロスの材質によっては、水拭きに適さないものがあります。10専有部分および住戸まわりの取り扱い注意木製建具••開き戸タイプの建具は、開閉の際に強く引っ張ったり、ぶら下がったりするなど、扉吊元側(丁番で取り付けられた側)に余計な力がかからないようにしてください。また、勢いよく開閉すると故障や周辺損傷の原因になるため、静かに丁寧な開閉をしてください。••開き戸タイプの建具は、持ち上げたり傾けたりすることで丁番が外れることがあります。また、そのまま使用すると故障や周辺損傷の原因にもなるためご注意ください。••開き戸タイプの建具にドアクローザー(ゆっくり閉まるよう速度を自動調整する金物)が使われている場合、閉める際に無理に力を加えると破損の原因になるため、ご注意ください。••引き戸タイプの建具は、勢いよく開閉すると枠にあたり大きな音が発生する場合がありますので、静かに丁寧な開閉をしてください。特に、吊戸タイプの引き戸はわずかな力を加えるだけで勢いよく閉まることがありますので、ご注意ください。••扉や枠の掃除は乾拭きを基本とし、水拭きをする場合は固く絞った布等をご使用ください。やむを得ず洗剤を使用する場合は、中性洗剤を薄めてご使用ください。シンナーやベンジンなどは表面の艶が変わったり、変色したりする原因になるため、使用は控えてください。••木材が持つ性質上、空気の温度や湿度の変化によって木が伸縮し、音鳴りが発生することがあります。特に冬は、暖房によって居室間、居室と廊下に温湿度差ができ、反りが生じやすくなります。反りが生じて建具の開閉に支障が出た場合は、建付けを調整する必要があります。ビニールクロス••汚れが付着した際は、スポンジや柔らかい布などに水もしくは薄めた中性洗剤をつけ、固く絞った上で拭き取ってください。エンボスの溝にたまった汚れはブラシを使い、表面を傷つけないように注意しながら軽くこすり落としてください。アルコールやベンジンといった溶剤を使用すると、表面を拭き取った際に汚れが広がり、クロスの変色や色落ちの原因になりますので、使用は控えてください。••油性の汚れや筆記具などの汚れ、シートの中までしみ込んだ汚れなど、完全に落とすことができない汚れもあります。••ビニールクロスは湿気を吸収せず、結露しやすい性質を持っています。表面についた水滴を放置するとカビの原因になるため、こまめに拭き取ってください。クロスにカビが生えた場合••クロスにカビが発生した場合は除去することができないため、専門業者にご相談ください。なお、カビが内部に進行するほど取り替え部分も増えますので、なるべく早めに対処してください。エコクロス付着した汚れを落とす際、水分をつけて落とそうとするとシミが残ったり、表面が剥がれたりすることがあります。普段のお⼿⼊れはホコリをはたく程度にし、⼿あかなどが付着した場合は、柔らかい消しゴムなどを使って軽くこすってください。ドアの開放にはお気をつけて!居間の出⼊口ドアを開放しておきたい場合は、必ずドアストッパーを使って固定してください。その際、リビングなどの扉やサッシが開いた状態で玄関ドアを開けると、室内を一気に通り抜ける風によってドアがあおられ、勢いよく閉まってドア本体やドアにはめ込まれたガラスが破損したり、けがをしたりする可能性があります。収納などに折戸タイプのドアが設置されている場合は、開閉時に扉の間に指を挟まないようにご注意ください。

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