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4128イメージ図避難ハッチバルコニー床マンションの消火設備••マンションには、建物の規模や形状に応じて、居住者が使用するためのもの、消防隊が使用するためのものなど、さまざまな設備が配置されています。消火器など居住者が使用するものは、いざという時にすぐに使用できるよう位置などを確認し、また使用時の妨げになるような物を周囲に放置しないでください。••住戸内の天井部分にスプリンクラーが設置されている場合、温度が一定以上になると(火災などで熱を感知すると)自動的に消火水が散布される仕組みになっています。スプリンクラーの下に高温になる暖房機などを設置すると、誤作動の原因となる可能性があるためご注意ください。また、衝撃にも弱いため、家具を移動する際などは物をぶつけないようご注意ください。••消防法によって、消防設備が設置されている建物は、定期的に消防設備点検や維持管理を実施することが義務付けられていますので、定期点検にご協力ください。マンションの避難経路••マンションでは、災害の発生時に各住戸から2方向に避難できるような避難経路を用意することが求められています。一般的には共用廊下とバルコニーが避難経路に指定されており、規模や形状によってはバルコニーに隔て板や避難ハッチが設置されている場合があります。日頃からこうした避難経路をしっかりと確認し、隔て板や避難ハッチの取り扱い方法なども事前にご確認ください。••マンションで避難訓練が実施される際は、必ずご参加ください。避難通路の安全確保••非常時に大切な避難通路になるのがバルコニーです。特に、各戸のバルコニーを仕切る隔て板の前に物が置かれていると、避難がスムーズにできません。物置や荷物、プランターなどを置かないようにしてください。••エアコンの室外機をバルコニーに床置きする場合は、指定された場所に設置し、避難の妨げとならないようにしてください。••避難ハッチ上に荷物などを置いて避難経路をふさがないことに加え、上部に避難ハッチがある場合は、非常時にはしごが下りてきますので、下部に物を置かないようにしてください。また、避難ハッチやその周辺に水を流すと、下階への漏水や、ハッチがさびついて使用できなくなる原因にもなりますのでおやめください。マンションの防火管理者••消防法では、一定以上の人数を収容する建物には「防火管理者」を選任し、消防計画書の作成や消防用設備の管理、その届出が義務付けられています。「防火管理者」になるためには資格が必要ですが、指定講習会を受講することで取得できます。災害から私たちのマンションを守るために「防火管理者」の選任へのご協力をお願いします。防災設備について防災および安全な生活の確保

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