33結露を防ごう「結露(けつろ)」とは、室内の暖かい空気の中に含まれる水分が、冷たいコンクリートやガラス、金属部に触れることで急激に冷え、天井や壁、床の表面や窓ガラスなどに水滴が生じる現象です。結露は、建物を傷めたりして住環境を損なう原因になりやすく、カビやダニの大量発生により健康を害する恐れもあります。結露を防ぐためには、室内での水蒸気の発生を抑え、十分に換気をしてください。特に冬期は、暖房などにより外気温と室温との差が大きく、結露が発生しやすくなります。換気を十分に行い、住戸内で著しい温度差が生じないように、各部屋の暖房をご調整ください。※結露に起因する補修は、有償対応になりますのであらかじめご了承ください。居室内での対策••室内に洗濯物を干すと、湿度が上昇し結露の原因になります。換気扇・除湿機・エアコン(ドライ)などを使用して湿気を取り除いてください。浴室乾燥機がある場合は、洗濯物を浴室内で乾燥させてください。••壁に家具を密着させて置いていると、通気が悪くなり、裏にカビが発生する恐れがあります。壁面より10cm程度離して置き、通気を良くしてください。特に外壁に面した場所は気温差が激しいため、一層の注意が必要です。••24時間換気システムは常時作動させてください。また、台風などの強風の日以外は、給気口は常に開けたままにしてください。••天気の良い日は、窓を開け、通気を良くするようお願いします。••鍋物を召し上がる際は、必ず換気扇を回し、湿気がこもらないようにご注意ください。••入浴や食事の後(就寝前)に換気すると有効です。暖房器具使用時の対策••石油やガスといった石化燃料を使用するストーブやファンヒーターなどは、燃焼時に水蒸気が発生し、結露につながることがあります。安全のため、また結露防止のために換気を心がけてください。••定期的に窓を開けるなど、換気を十分に行ってください。••エアコンのドライ運転や除湿機を使って、湿気を除去してください。••加湿器をご使用の際は、加湿過多にならないようにご注意ください。浴室での対策••湿気が他の部屋に流れ込まないように、ドアは必ず閉めてください。••入浴後は換気扇を回し、十分に換気してください。キッチンでの対策••ガスコンロなどを使用して調理を行う際は、必ず換気扇を回し、湿気がこもらないようにご注意ください。結露・カビ対策留意2快適な暮らしのために知っておきたいこと
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