大和ハウス工業株式会社
東京本社 営業本部 リブネス事業推進部
技術推進室(福岡駐在)主任技術者 日和原 雅史
大和ハウスグループは、中古住宅の購入・売却・リノベーションをお手伝いする事業(リブネス)の一環として、自社で買い取った戸建住宅やマンションをリノベーションして再販しています。2020年5月、まだコロナ禍の出口が全く見えなかった頃、大和ハウス工業の技術推進室メンバーは新しいリノベーション住宅の企画を立ち上げました。
企画にあたっては、住まう人のニーズの変化を予測し、アフターコロナも見据えた安心・安全に暮らせるリノベーション住宅を開発しようと考えました。ポイントは3つ。室内にウイルスを持ち込みにくくする、自宅で仕事ができる、外出自粛中でも十分な食料品や物資を備蓄できることです。
写真左:セカンドワークプレイス、写真右:ストレージバンク
玄関から廊下にかけての「タッチレスゾーン」には、自動水栓の手洗い器などを設け、ウイルスを部屋に持ち込みにくくするように工夫。「セカンドワークプレイス」は、家族の様子を見ながら仕事ができる空間です。備蓄庫の「ストレージバンク」には冷凍庫用のコンセントも設置しました。
リブネス事業の買取再販は、大和ハウスグループが推進するSDGs(持続可能な開発目標)の目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標12「つくる責任 つかう責任」達成にもつながっています。リノベーションを通じて建物の価値を高め、循環型社会に貢献する。私たちの挑戦は続きます。
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