熊本地震からの復興に向けた災害公営住宅に隣接する集会所。
住民をやさしく迎えられるよう、木材を効果的に使用しています。
内観は和傘をイメージした柱梁がシンボルとなり、華のある空間を演出。
木の心地よさを感じる大きな軒に覆われた縁側も特徴で、
多世代の交流の場となっています。
災害公営住宅の中央に、住民同士が助け合う拠り所として「響原復興住宅」を設置。
その縁側の先には、すり鉢上の「大きな庭」を計画し、
表裏のない中心性を持った広場としています。
和傘をイメージした繊細な柱梁がシンボルとなる交流スペース。
木だからこそ生まれる柔らかな表情が、住民に癒しをもたらします。
[設計]工藤和美+堀場弘/シーラカンスK&H
[施工]大和ハウス工業
[建築地]熊本県宇城市
[用途]集会所
[竣工]2019年4月
[階数]地上1階
[構造]木造一部鉄骨造
[建築面積]132.86m2
[延床面積]132.86m2