錆に強い家
175年以上の耐用年数を実現する
3層防錆処理
品確法※1で定められている防錆箇所は柱・梁・ブレースですが、部位ごとにきめ細やかな防錆処理を採用し、錆をよせつけないための配慮を徹底。 外周柱には、合金化亜鉛めっき鋼材を使用。その上に下地処理として電着塗装の密着性を高めるリン酸亜鉛処理を、仕上げとして高い防錆性能を発揮するカチオン電着塗装を施しています。この3層の防錆対策により、品確法※1において75年以上もの耐用年数※2を実現します。
カチオン電着塗装
この塗装は、凹凸に入り組んだ構造体のすみずみまで硬い塗装が行き渡る塗装法。
錆への強さが要求される自動車や産業機器にも用いられるほど信頼性が高く、廃液を出さない環境貢献度の高さも特長です。
- ※1 「 住宅の品質確保の促進等に関する法律」の略称。
- ※2 日本住宅性能表示基準では、構造躯体が3世代(75~90年間)もつレベルの対策が講じられている場合、最高等級(等級3)で評価されます。

3層防錆処理
2厳しい評価試験を行い、より確かな品質を追求
複合サイクル試験機を駆使し、性能劣化を検証。
溶融亜鉛メッキ鋼材、カチオン電着塗装鋼材および高耐蝕鋼板は、耐腐蝕性・耐湿性をチェックするため、複合サイクル試験を実施。塩水噴霧・湿潤・乾燥というサイクルを繰り返し行い、性能劣化を入念に検証します。複合サイクル試験機を用いた評価試験は、塩水噴霧のみの試験に比べてより厳しいものとなりますが、ダイワハウスの仕様はその確かな耐久性で評価試験に合格しています。

複合サイクル試験機

塩水噴霧試験機
3環境にも配慮した耐久性の高い鋼製束&鋼製大引
1本で19.7kN(約2tf)まで耐える高強度の鋼製束
一般的な木製の大引には防腐剤が使われているため、廃棄時に注意しないと環境汚染を引き起こす可能性があります。そこでダイワハウスでは、環境汚染の心配がなく、寸法安定性も高い鋼製束&鋼製大引を採用。シロアリの被害がないので薬剤による防腐や防虫処理の必要もなく、住む人の健康を損なう恐れもありません。また大引からの力を土間コンクリートに伝える束柱に採用した鋼製束は、1本で19.7kN(約2tf)もの荷重に耐える強度を確保。さらに微妙な高さ調整ができるので、より精度の高い床レベルの施工が可能です。

鋼製束・鋼製大引
高い防錆技術を導入し、構造躯体の耐久性を向上
溶融亜鉛メッキを施した耐久性の高い鋼製土台を採用。
床下の換気を確保し、かつ構造体の錆の発生原因を低減するために、溶融亜鉛メッキを業界屈指の400g/m2以上を施した鋼製土台を採用しています。
構造体と基礎を鋼製土台によって分離することで、床下の通気を確保。基礎を通じての湿気による構造体の錆の発生原因を低減します。また鋼製土台に施された溶融亜鉛メッキは、送電鉄塔に用いられるなど、高い信頼性が実証されているメッキ加工。もし、表面にキズがついてもメッキ自体がキズを保護し、錆を発生させない<犠牲防食作用>が働き、優れた耐久性を発揮します。

鋼製土台