高耐久「シームレス基礎」
従来の基礎構造は、スラブ面(底の部分)と立ち上がり部を分けてコンクリート打設していたため、ヒビ割れなどが起こりやすく、シロアリの侵入を許すおそれがありました。ダイワハウスでは、基礎底部と立ち上がり部を一体構造とすることで、継ぎ目のないシームレス基礎を実現。
シロアリの侵入する余地をなくしました。さらに、基礎の断熱材に防蟻薬剤を施し、建物内へのシロアリの侵入も予防します。また、防湿コンクリートの厚さをしっかりと確保し、地面からの湿気を遮断することで土台の木材の腐朽も防止。シロアリを寄せ付けず、長寿命な木造住宅を可能にします。
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継ぎ目のないシームレス一体スラブ基礎でしっかり防蟻。メンテナンス箇所を削減。
地震の横揺れなどによる基礎のヒビ割れは、シロアリの侵入口になりがちです。ダイワハウスでは、底部と立ち上がり部を一体構造としたシームレス基礎によりヒビ割れを防ぎ、シロアリをブロック。また、防湿コンクリートの厚みもしっかりと確保し、地面からの湿気を遮断。シロアリの誘引要素ともなる土台の木材の腐朽を防ぎます。これにより点検箇所を少なくでき、住まいの長寿命に貢献。さらに防蟻薬剤による土壌処理も不要となり、地下水などの汚染も予防できます。

防蟻薬剤を混入した断熱材でシロアリをしっかりガード。
ダイワハウスの基礎断熱は、防蟻薬剤入りの断熱材を採用。断熱材自体にシロアリの食害を防ぐ効能を持たせることで、断熱材がシロアリの蟻道やコロニーになるおそれがほとんどありません。また、揮発性の小さい薬剤を使用。現場塗布などに比べて薬剤の流出や拡散がほとんどなく、人体への影響がありません。

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土台の木材には、防虫効果の高いヒノキを使用。
土台には、天然の防虫成分であるフェノール化合物を多く含むヒノキを使用。防蟻処理の必要がありません。また、基礎からの湿気を防ぐ防湿気密シートも施工。人と環境に配慮した仕様でシロアリの被害を防ぎます。

- ※「木材工業ハンドブック」より
- ※木材の耐久性とは、耐朽性と耐蟻性を両方評価する場合に使われています。

土台と基礎との間に挟み、基礎内側と屋外との防水性・気密性・防湿性を確保します。また基礎コンクリートから出る湿気が土台に浸透するのを防ぎます。基礎断熱に欠かせないアイテムで、床下空間の快適性の向上と土台の耐久性の向上に役立ちます。
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配管のスリーブ周りも確実に密閉します。
配管を地下から建物に通すため、基礎に開けた穴にスリーブ(円筒)を施工します。この際、基礎とスリーブの間、スリーブと配管の間を防蟻処理して密閉。シロアリの侵入を防ぎます。
