プロフィール
1957(昭和32)年、福岡市に人形師中村衍涯(えんがい)(福岡県無形文化財)の長男として生まれる。九州産業大学芸術学部美術学科彫刻専攻(木彫)卒業。京都での人形修行を経て、1980(昭和55)年、家業の中村人形に入る。人形作家・林駒夫(重要無形文化財保持者)、陶芸家・村田陶苑、能面師・北沢一念に師事。1985(昭和60)年伝統工芸人形展初入選。以後、伝統工芸人形展、日本伝統工芸展で入選・受賞多数。2006(平成18)年福岡文化賞受賞(創造部門)。2011(平成23)年ローマ ラ・ルーチェ展出品、ローマ法王に拝謁・作品「伊東マンショ像」を献上。2013(平成25)年福岡市文化賞受賞。ユネスコの無形文化遺産に登録された「山・鉾・屋台行事」の一つ、博多祇園山笠の人形師としても活躍。「全国山・鉾・屋台保存連合会」の保存修復事業にも携わる。