大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

企業情報

ニュースリリース一覧

大和ハウス工業トップ

企業情報

2013/10/11

報道関係各位

大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 大野 直竹
大阪市北区梅田3-3-5

日本の子育てを応援するまちづくり

「IKUMACHI(育まち)吉川美南プロジェクト」スタート

 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、JR武蔵野線「吉川美南駅」前エリアにおいて、1400世帯以上の開発規模となる、戸建住宅・分譲マンション・賃貸住宅・医療・保育施設をあわせた大型複合プロジェクトを進めていますが、本プロジェクトを日本の子育てを応援するまちづくり「IKUMACHI(育まち)吉川美南プロジェクト」と命名し、開発を本格的にスタートすることとなりました。

 「IKUMACHI」とは、少子高齢化の問題を抱える日本において、住宅メーカーとしてこの問題に取り組むべく考案した、“まち全体で子育てをするまち”というコンセプトからつけられたまちの愛称です。

●ポイント

  ・まちの総合プロデューサーに“おちまさと氏”が就任

  ・「IKUMACHI憲章」を制定し、まちの基本理念を推進

  ・ダイワハウス×おちまさと「+Child First の家」

  ・戸建・マンションの管理組合を一本化した「IKUMACHI協議会」を発足

 

●背景

 厚生労働省の「人口動態統計」によると、2012年の合計特殊出生率(※1)は1.41となっており、2010年と比べ微増したものの、依然として諸外国と比べて低い水準となっています。このように日本の「少子高齢化」は解決の糸口が未だ見えていません。そこで当社は、この問題に対し、「まちづくりによって解決策の糸口を見いだせないか」という想いに至り、吉川美南駅前での大型複合プロジェクトを、「子育て」をテーマにしたまちづくりとして進めていくことになりました。

 1.1人の女性が生涯に産むとされる子どもの数。

 

 「IKUMACHI吉川美南プロジェクト」では、日本の子育て環境の中でも、夫の家事・育児時間が先進諸国と比べて半分以下であることと、埼玉県の、夫の平均家事・育児時間が全国一の参加時間であることに着目し、当プロジェクトのまちの総合プロデューサーを、人気プロデューサーで「厚生労働省イクメンプロジェクト」の推進メンバーであるおちまさと氏にお願いすることになりました。

 1.まちの総合プロデューサーに“おちまさと氏”が就任

 「子育て」をテーマとしたまちづくりを実現させるためには、開発者視点だけでなく、実際に子育てをしている生活者の視点を盛り込まなければなりません。そこで、自らも子育てに勤しみ、子育て関連のプロデュースを数多く手掛け、現在、厚生労働省「イクメンプロジェクト」の推進メンバーである、おちまさと氏にまちの総合プロデューサーとして就任していただき、当社と共に「子育て」をテーマにしたまちづくりを進めていくことになりました。

 おちまさと氏は、子育て関連だけでなく、経済産業省平成24年度「クール・ジャパン」戦略推進事業第三者審査委員会委員も務めるなどメディアのみならず、行政もその手腕に注目するプロデューサーです。

 2.「IKUMACHI憲章」を制定しまちの基本理念を推進

 当プロジェクトでは、「IKUMACHI吉川美南」に住まう方が、暮らしの中で心がけて欲しい3つの思いを「IKUMACHI憲章」として掲げ、同憲章をまちの基本理念とすることで「まち全体で子育てをするまち」を実現していきます。

 

 ■「IKUMACHI憲章」  

 ・チャイルドファースト

子どもと、子育てをするママ・パパのことを優先して暮らすまちを一緒に目指しましょう。

 ・まち全体で育てよう

ママとパパだけではなくて、このまちに住むみんなが親心を持てるまちを目指しましょう。

 ・シェアする子育て

モノだけではなく子育ての喜びも悩みも、ぜんぶシェアする暮らしを目指しましょう。

 

 3.“チャイルドファースト”を実現するまちの開発

  (1)IKUMACHI環境デザイン

 まちの環境デザインは、子育てに優しく、子どもたちの原風景をつくることを目標に、安全面や素材に配慮した設計としました。

 まちの骨格となるメインストリート「IKUMACHIストリート」では統一された石積土留と街路樹によって形成し、まち全体の一体感を創出します。

また、各街区の主要な入口には化粧舗装によるイメージハンプを設けて車両速度を抑制したり、がたつきの少ない福祉対応型ブロックを採用することでベビーカーの通行にも配慮します。

 戸建住宅街区(スマ・エコシティ吉川美南ステージⅠ)の外構には、二つの御影石を寄り添わせて配置し、家族や近所との「つながり」をイメージした「オリジナル門柱」やストリートゲートを設置します。門柱には、まちに通る7本の道をイメージしたタイルが貼られており、テーマカラーと貼り付け位置により、自分の家がわかるユニバーサルデザインを採用しました。また、ストリートゲートにもテーマカラー毎のタイルを貼り、色で通りがわかるようにしました。

 さらに、各宅地内には、「菜園スペース」や「おやこベンチ」を設けました。「菜園スペース」は、共同作業から家族の会話が生まれるきっかけとなり、つながりを育みます。また、植物・野菜を育てることで自然を大切にする心を育み、食育にもつながります。

 高さの異なる二段のベンチを一つにした「おやこベンチ」は、親子やきょうだい、友達との会話の場として、また、外遊びの際のちょっとした休憩スペースとして、まちを上手に使うアイテムです。足元にはLEDライトを埋め込み、街路灯の役割も担います。

  (2)五感を育む植栽

 街区内の植栽は、五感を育む多様な植物で構成します。生活の中で五感を刺激することで、脳の活性化を促し、幼少期の「早期教育」につなげます。ヒメシャラでは触覚、キンモクセイでは嗅覚、ヤマモモでは味覚といった、五感を育む植栽計画は、美しさだけでなく、子どもから大人まで、自然の恵みを体で享受することができます。

  (3)医療施設や保育園を取り入れた安心・安全のまちづくり

 「IKUMACHI吉川美南」に暮らす子育て層が、安心して暮らせるよう、医療施設「IKUMACHIクリニック(仮)」や保育園「IKUMACHI保育園(仮)」を併設した施設を誘致・開設する予定です。

     ※時期、詳細については未定です。

  4.ダイワハウス×おちまさと「+Child First の家」

 当プロジェクトでは、おちまさと氏のプロデュースでIKUMACHIコンセプトハウス「+Child First の家」を建設し、モデルハウスとして利用します。

 テーマを「子育てのために何もあきらめないという新発想の家づくり」として、子育て環境と親の住まいに対する好みや住まい環境を両立させる50の「隠された子育てアイデア」を採用します。

 「+Child First の家」では、子どもの安全・健康に配慮し、「フィンガーセーフドア」や空気清浄ユニット「換気浄化ef(イーエフ)」採用します。さらに、子どもの成長に合わせて間取りを変えながら、空間を上手に活用できる「リンクストレージ」や親子の時間を共有しながら作業ができる「親子スマートデスク」、親だけの時間も大切にする「セカンドリビング」プランも採用します。

○まちの総合プロデューサー おちまさと氏コメント 

 実は、パッと見、外観も中身も普通の家です。普通と言ってもダイワハウストップレベルの高い環境性能を備えた家なんですが、そこに“隠された子育てアイデア”を50項目もプラスしてつくられた住宅になっています。

 今までの家は、子どもの安全確保や欲求のために、インテリアなどの見栄えをはじめとする、家のさまざまなものを親が諦めてきたのが実態だったと思います。この家は、そんな“諦め”が無用になるように、子育て環境と自分の好みの住まい環境を両立させられる、さまざまなアイデアが盛り込まれた家になっています。

  5.“まち全体で育てよう”を実現するシステムづくり

   「IKUMACHI協議会」の発足

 当プロジェクトでは、分譲マンション・戸建住宅街区などの各管理組合を一つにまとめ、「IKUMACHI協議会」を2015年を目処に発足します。

 通常、分譲マンションでは管理組合を組織化しますが、戸建住宅では団地管理組合が組織されないことが多いのが実情です。今回、当戸建住宅街区では、緑道やゴミ置場の管理を行うために管理組合を組織し法人化します。

 そして、マンション管理組合および戸建管理組合から代表者を選出し、各組合から費用も拠出して「IKUMACHI協議会」を発足します。協議会は、メインストリートの緑地部分を管理するほか、「まち全体」のイベントなどを実施します。

 分譲マンション管理組合、戸建管理組合および「IKUMACHI協議会」の運営は、大和ハウスグループの大和ライフネクストがサポートし、まち全体での活動運営と、永続的な街の発展に貢献します。

  6.“シェアする子育て”を実現するコミュニケーションの場づくり

おちまさと氏プロデュース「IKUMACHIクラブハウス」

 当プロジェクトでは、街区内に、心地よいコミュニーケションをうながす工夫やアイデアを盛り込んだ「IKUMACHIクラブハウス」を建設します。

 子育ての喜びや苦労をシェアできる場になることを目指した「IKUMACHIクラブハウス」では、子どもの成長とともに使わなくなった本や玩具を住民で共有できる「シェアライブラリー」や、住民が集まってスポーツ観戦や映画鑑賞ができる「アウトドアシアター」を設ける予定です。

 

○まちの総合プロデューサー おちまさと氏コメント 

 IKUMACHIクラブハウス」は、ハードとソフト両方の提供でこのまちに暮らす住民が、子育ての喜びや苦労をシェアできる場になることを目指しています。

 とかく家にこもりがちな幼少期の親子にとって、利用しやすい施設にしていきたいと思います。

  ●戸建住宅街区「スマ・エコシティ吉川美南」

 IKUMACHI吉川美南プロジェクト」内の戸建住宅街区「スマ・エコシティ吉川美南」では、全戸に太陽光発電システム、家庭用リチウムイオン蓄電池、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメントシステム(※2))、燃料電池を搭載することで、創エネルギーが消費エネルギーを上回り、住宅内のエネルギー消費量を正味ゼロにするZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を建設します。270戸を分譲する「スマ・エコシティ吉川美南」は当社において、2ヶ所目のスマートタウン開発で、最大規模となります。

当住宅街区に建設される住宅商品「xevo」は、耐久性と省エネルギー性に優れた「外張断熱通気外壁」をベースに、様々な環境技術でCO2排出量と光熱費を削減します。

     ※2.ICT 技術の活用により、人に代わって住宅のエネルギー管理などを支援するシステムのこと。

  ●分譲マンション「グランセンス吉川美南ステーションコート」

 IKUMACHIプロジェクト吉川美南」内には、「吉川美南駅」徒歩1分の分譲マンション「グランセンス吉川美南ステーションコート」を建設中です。当マンションは、あらゆる世代が心豊かに安心して暮らせるマンションとして「埼玉県子育て応援マンション」に認定されています。

「埼玉県子育て応援マンション認定制度」とは

「埼玉県子育て応援マンション認定制度」は、マンションの住戸内、共用部などの仕様や子育て支援サービスの提供など、ハード・ソフトの両面において子育てに配慮したマンションを埼玉県が認定する制度です。

 

  (1)おちまさと×アクタス マンションモデルルーム 「IKUMACHIルーム」

 おちまさと氏プロデュースで、子育て家族にとって心地よい空間を演出したモデルルームを用意しました。使いやすさや安全性を求めたデザインとして、子どもの発育に配慮した優れたキッズデザインを提案している株式会社アクタスのオリジナルインテリアを採用しています。

  (2)子育てファミリーに嬉しいマンション共用施設

 共用施設には、教育遊具の輸入・開発および販売を行っている株式会社ボーネルンドの遊具を取り入れた「IKUMACHIキッズルーム」や子ども連れのファミリーにも使いやすいタタミ部屋付きゲストルーム、子育てファミリーが一同に介することを想定したパーティルームを用意しました。

●「IKUMACHI吉川美南プロジェクト」構成図

 本プロジェクトは「IKUMACHI」を実現するために戸建住宅事業、マンション事業、まちのコミュニティ形成をはじめとして街づくり全体を、大和ハウスグループで取り組みます。

■「IKUMACHI吉川美南」サイトURL

    https://www.daiwahouse.co.jp/mansion/area/kanto/yoshikawaminami/

以上

このリリースの画像をダウンロードする。


このページの先頭へ