2019/02/16 2018年度第6回「吉野山の桜を保全する活動」を実施しました。 -大和ハウスグループ-
2月16日(土)に、2019年最初、そして今年度としては最後の吉野山の桜保全活動を実施しました。
当日の天気は曇りの予定となっており、吉野に行くまでの道のりではちらほら雪も降っていましたが、吉野に着くと太陽が顔をのぞかせ、ポカポカととても気持ちの良い天気となりました。そのような中、今回の活動には29人の当社グループ社員とその家族が参加しました。今回の活動は桜の育成園での種まきと、太閤桜見塚での苗木の植樹です。
種まきの様子
まずは種まき。
ふかふかの土に、指の第一関節位までの穴を空けます。そこに桜の種を2~3粒入れ、土を優しくかぶせます。仕上げは桜の種が風邪を引かないように、藁を上から被せました。
今までの種まきでは果実を取り除いた種をまいていましたが、今回は新しい試みとして、果肉がついたままの種もまきました。
2018年6月にシロヤマザクラの母樹から拾った種
昼食後には桜の植樹を行いました。
今回は山の斜面を中心に植樹を行いました。その時に注意することは周りに落ちている枝や枯葉を使って平らな場所を作り、その上に周りの土と炭をのせてから、苗木を植えることです。
竹炭で覆うことで土の温度が約7度も上がり、微生物が活性化され土が柔らかくなることを専門家の方から教えていただきました。植樹をした周りの土にも、炭と竹炭を撒き、桜が健康に育つための寝床づくりをしました。
土と竹炭を混ぜながら植樹をしている様子
2月の吉野山は寒い中での作業でしたが、最後にはボランティアスタッフも羽織っていたジャンパーを脱ぎ、作業をしていました。
今回まいた種と苗木が元気に育ち、将来、私たち、子どもたち、孫たちの代まで素敵な桜の花を咲かせ続け、世代をこえて魅了してくれるのが、今から待ち遠しくてなりません。
太閤桜見塚から見た吉野山の景色