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7 トップメッセージ(2)
代表取締役社長 樋口武男

信頼 社会的使命を胸に、信頼の絆をつなぎます。
 大和ハウスグループが新しい時代を担うために、いま一度、しっかりと胸に抱かなければならない社会的使命があります。
 それは、企業自身が誠実さに基づき社会から信頼を得られること、商品やサービスが長期継続的に高い付加価値を提供できること、そしてお客様と協調してグループ成長の機会が確保され、成功を継続していけること、だと考えております。
 そのために、私たちは一貫して、バランスシートの強化・透明性の向上という目標を掲げ、情報開示による信頼構築に向け進んできました。有利子負債の返済・経費の抑制、そして当期決算での負の遺産の積極的な一括処理は、その目標に基づいたものです。この結果、私たちは有利子負債・含み損を一掃してなお、44.2%という高い株主資本比率を保持し、将来に向けて強い経営基盤を築くことができました。
 この強いバランスシートに加え、キャッシュフロー重視の経営を継続し、将来への投資を通じて、末永い株主価値の実現を目指してまいります。そのためにも、不動産価格が下げ止まらない現状を踏まえ、土地保有リスクの軽減、在庫圧縮のために土地回転率の一層の向上を図っていきます。戸建住宅用地については年2回転、マンション用地については年1回転という方針を堅持し、販売用不動産の評価損計上による価格の見直しを通じて、不動産販売をさらに積極化してまいります。
 借入金依存度が高い建設業界にあって、当グループは確実に有利な財務基盤を構築できました。これを成長の礎として収益力を高め、長期安定的にグループ価値の向上を図っていきたいと考えます。

営業キャッシュフロー対売上高比率総資本借入金比率
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株主資本比率代表取締役社長 樋口武男
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